粘土の種類って?
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粘土は子どもから大人まで楽しめる工作材料です。しかし、粘土というと、少し前までは紙粘土や油粘土だけしかありませんでした。
しかし、現在ではさまざまな種類があります。紙、石粉、米粉、油脂、樹脂系など、主成分によっていろいろな種類があるので、目的によってチョイスすることができるようになりました。
軽いけれど乾きやすい「紙粘土」
紙粘土は、主原料はパルプで水や糊を混ぜ合わせたものです。
たいへん軽いので小さな子どもでも遊びやすく、保存ができるのも特徴です。乾燥すると軽くなり、硬化するので絵の具で色付けすることもできます。
乾きやすいので空気に触れないようにラップに包んで、保存します。
紙粘土の中には、乾燥すると白くなるもの、とても軽いもの、よく伸びるものなど、種類もいろいろです。
長持ちする「油粘土」
油粘土は鉱物粉と植物性油や鉱物性油などを混ぜて作られたもので、自然乾燥でも固くなりません。そのため、何度でも作り直して遊ぶことができるのが特徴です。コシが強くて伸ばしやすいので、子どもにも扱いやすいのですが、紙粘土のように保存する作品には向きません。
ほこりがつきやすいので、つかないようにふたのある容器に入れて保存するようにします。使用期間の目安は2~3年です。
天然由来の粘土
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小さな子どもは何でも口に入れてしまうものです。目を離すと砂まで入れてしまうのですから、気も抜けません。
粘土も主成分が自然のものなら安心です。今では小麦粉、米粉、かんてんなどいろんなものが出ていますので、子どもに合わせて選んであげることができます。
安心安全な「小麦粉粘土」
名前の通り、小麦でできた粘土です。小麦と水、塩から出来ているため、安心安全な粘土で、自宅で作ることもできます。
小麦アレルギーがなければ、たとえ子どもが口に入れても安心。食紅で色をつけることもできるので、混ぜ合わせると違う色ができるなど、楽しみ方も増えるはず。
とても柔らかいため、小さくて力が弱くても十分に混ぜたり、切ったりする事ができます。100均にもあるので、手軽に利用できるのもポイントです。
ただ、乾燥しやすく、固まってしまうと使えません。また、保存料が入っていないので長期使用にも向かないので注意が必要です。
焼くと固まる「シリコン粘土」
硬さは小麦粉粘土よりは硬めですが、見た目は少しツヤっぽいのが特徴です。また、シリコン粘土は、ベビー用品などにも使われているため、安全性も高い粘土。
色を混ぜることもできますが、力がいるので少し小さな子どもだと混ざらないかもしれません。できたものをオーブンや、ホットプレートで焼くと固まって、不思議な触感になるところです。自分で作ったものがおもちゃになるので、きっと大喜びしてくれるでしょう。
口に入れても安心な「野菜粘土」
野菜や果物パウダーで着色した粘土で、口に入れても安心な粘土。自然な柔らかい「色」と「香り」が楽しめるのが特徴です。
「寒天粘土」って?
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「寒天粘土」は、寒天を使用した粘土です。
ぷるぷるとした感触で柔らかく乾きにくく、アレルギーの心配も少ない安心な粘土です。寒天粘土は伸縮性があり、ベタつかないので爪の間に入ったりする事もなく、テーブルにもつきにくいのが特徴。
小麦粉粘土と比べても、柔らかく扱いやすいため、小さな子どもでも十分に楽しむことができます。
こねているうちにだんだんやらわかく伸びの良い質感になります。小さい子どもにも扱いやすく、乾きにくいので自分のペースで思い通りの造詣が楽しめます。
・「かんてん粘土 5色セット」
寒天が主成分で、色は食用を使っているので安心安全な粘土です。
アレルギーの心配が少なく、また、においもほとんどありません。また、手につきにくいのが特長です。
保水性が良く乾きにくいので、長い時間をかけてゆっくり制作することができます。
乾燥してもぷるぷるしていますし、色と色を混ぜ合わせて新しい色づくりが楽しめ、遊びながら色彩感覚を養うことができるのもうれしい粘土です。
おもちゃで遊ぶより、粘土での遊びは創造性を高めてくれますし、また、親子の会話も弾むことでしょう。
- シヤチハタ
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