「シャチハタ」の書体の使い分けはどのようにすると良いのでしょうか?TPOに合わせて文字の使い分けをすると、より有効に「シャチハタ」を活用できるようになるかもしれません。
シャチハタの書体
シヤチハタ社の「シャチハタ」には9種類の書体が使われています。「シャチハタ」はすべてが同じ書体であると考えている人も多いと思いますが、実はTPOなどに合わせて書体を選べるようになっています。一般的な書体に加えて、見やすさを意識する時の書体や、会社の役職者が使うのに最適な書体で作られた「シャチハタ」もあります。
書体は、楷書体や隷書体をはじめ、明朝体や角・丸ゴシック体、てん書体などがあります。一般的には自分の好みで書体を選んで良いのですが、それぞれの書体の特性を理解した上で、TPOや自分の好みなどに合わせた書体を選ぶことが必要となります。
用途に合わせた書体選びの方法
出典元:https://www.shutterstock.com
例えばプライベートで自宅の宅配の受け取りに「シャチハタ」を使う際には、認印として楷書・明朝・角ゴシック・丸ゴシックの字体を使うのが一般的です。
書類などの確認印・承認印として「シャチハタ」を職場などで用いる場合には、他の人がそれを読みやすいか?ということを考えて書体を選ぶことが必要になります。自宅で用いる「シャチハタ」と同じ書体を選んでおけば特に問題はないでしょう。
会社の住所や会社名を印字するために「シャチハタ」を作る場合には、行書体と楷書体を組み合わせたものもおすすめです。会社の角印の場合には古印体や隷書体、てん書体を使うのが一般的です。その他、会社のそれぞれの用途に合わせて「シャチハタ」を作る場合には、会社のイメージに合った書体を選ぶようにするのがおすすめです。
出典元:https://www.shutterstock.com
また、どのような書体にするのが良いのか迷った場合には、メーカーやお店の人に相談をしてみると良いかもしれません。TPOに合わせた「シャチハタ」の書体を提案してもらえるはずです。たとえば勘亭流をご希望される場合には、他の書体に比べて文字の太さが太くなってしまいますので、小さな印面の場合には文字が見にくくなってしまったり、文字がつぶれてしまうことも出てきますので、そういった点もわかりやすくアドバイスしてもらえます。
また、訂正印サイズは通常よりも小さいものになりますので、文字サイズを加味して書体を選ぶなどポイントがいくつがあります。通販などで注文をする際もサンプルがサイト上に載せてあったりするので参考にしてみるのもおすすめです。
「シャチハタ」はとても便利なグッズですが、印字が読みにくとなると意味がなくなってしまいます。その点を十分に考慮に入れながら、書体を選んでいくことが必要です。
一つの「シャチハタ」をすべての場面で使ってもいいのですが、複数の「シャチハタ」を用意しておいて、用途などに合わせて使い分けてはいかがでしょうか。
- シヤチハタ
- VIEW:32,172