定番は9ミリサイズ
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はんこはある程度の大きさがないと確認できないということから、登録印には大きさが規定されています。
自治省からの通達で8ミリの大きさに収まらないもので、25ミリの正方形をはみださないものとされています。
そのため、各市町村では条例によって登録する際の大きさが決められています。
では、手軽に使えるはんこの大きさはどれくらいなのでしょうか。
誰もが持っている「シヤチハタ ネーム9」
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9ミリと言えばやはり「ネーム9」です。
シヤチハタの創業は1925(大正14)年。「万年スタンプ台」を開発し、発売したのが最初でした。
このスタンプ台は画期的なもので、それまではなつ印のたびにインクを用意しなくてはならなかったのに、補充せずに使えるようになったのです。
「ネーム9」が発売されたのは、1986(昭和61)年でした。
それ以来、ロングセラー商品となっています。
正式名称は「Xスタンパー ネーム9」ですが、誰でもひとつは持っているというほど売れたため、今では朱肉のいらないはんこのことを「シヤチハタ」と呼ぶようになったのです。
さて、この「ネーム9」は当然9ミリサイズ! と思われるでしょうが、じつは直径9.5ミリあります。
「ネーム9」はちょうどよい握り具合で、しかも認印を捺す場所はこのサイズで作られていることが多く、はんこを捺すとたいていピッタリと収まります。
握りやすさ、見やすさ、捺しやすさといった点で「ネーム9」は優れています。
昔はブラックだけでしたが、ボディーカラーは全5色あります。
人気はやはりスタンダードのブラックですが、ペールイエロー、ペールグリーン、ペールピンク、ペールブルーといった柔らかい色合いも人気があります。
書体は既製品+8書体の9種類があります。また、インクが切れたときは、別売のカートリッジと取り替えれば使い続けることができます。
白いボディが特徴の「ネーム9 white style」は「ネーム9」のホワイトバージョンでこちらも全5種類あります。
フタの心配がいらない「キャップレス9」
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「ネーム9」にはキャップがあり、気付いたらキャップが転がってなくなってしまったという人もいるはずです。
そんな心配をしたくない人はキャップのないタイプ「キャップレス9」がおすすめです。
また、「キャップレス9」は先端が透明になっているので、ワクの中に収まるように確認しながら捺せるようになっています。しかも、下部分がまっすぐになっているので、曲がらずに捺せるのも驚きです。
「キャップレス9」のボディーカラーは全6色。見ているだけで元気になれそうなビタミンカラーから、落ち着いた黒まであります。
握りやすく、見やすい9ミリタイプのはんこは、主に書類や回覧板の確認用として、また、宅配便や郵便物の認印として多く使われています。
金融関係者に人気の8ミリサイズ
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ちょっと小さめな「シヤチハタ ブラック8」の印面サイズは直径8ミリです。
「ネーム9」と比べるとたった1.5ミリ違うだけですが、握った感じはまったく別ものです。
はんこは普通に生活していると一日にそう多くは使うことがありません。
毎日、回覧板は回ってきませんし、宅配便も多くて数回といったところでしょう。
しかし、仕事で使う場合は別です。
たとえば、はんこを多く使うのは銀行、証券、金融関係。そのほか工場などでも多く使われています。
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8ミリサイズは、認印や領収印、検査印としても多く使われています。
毎日使うものですから、きれいに捺せればそれだけで仕事へのやる気も違ってくるというものです。
この「シヤチハタ ブラック8」、名前通りボディはブラックのみとなります。インキは全6色、書体は既製品+8書体となっています。
もちろん、インキが切れた場合は、カートリッジごと交換するだけでまた使えるようになります。
重厚な印象の11ミリ
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「シヤチハタ ブラック11」はその名の通り11ミリの大きなはんこです。
ひとまわり大きく、見やすいのが特徴となっています。
そのため、年配の方に特に人気があります。
また、印面が大きいとどっしりとした印象があるため、役職者にも人気が高いのが特徴です。
逆にいえば、会社などで使う場合は少し注意が必要です。
年配者の中には、自分よりも大きなはんこを使うと嫌がる人がいます。
特に年配の男性などに多いので使う場合は、ひとこと断ってから使うなど注意をしたほうがいいでしょう。
逆に考えて、そういった方達にプレゼントするというのもいいアイデアです。
誕生日などに贈れば、喜んでもらえるかもしれません。
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既製品の書体は落ち着いた印象を与える古印体を使用しています。そのほか、8書体からも選ぶことができます。
インキは全6色で、ボディカラーはブラックのみとなっています。
インキが切れた場合は、11ミリの場合はカートリッジではなく補充インキとなります。
インキを補充する場合は、ゆっくりと行うのがポイントです。
まず、ホルダーとインキ補充口キャップを外します。補充口から中のインキ吸蔵体にインキが吸い込まれるのを確認しながら、漏れないように注意してゆっくりと行うようにしましょう。
11ミリタイプは、認印はもちろんのこと領収印、検査印としてもよく使用されるサイズです。
当たり前ですが人によって手の大きさは違います。男性だから大きいとは限りませんし、女性だから手が小さいとも限りません。指の長さや太さによっても同じ大きさのはんこを握っても、感じ方は違います。
よく使うはんこは捺しやすさや、使いやすさで選ぶのがポイントです。
- シヤチハタ
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