便利すぎる「はんこの自販機」って知ってる?

便利すぎる「はんこの自販機」って知ってる?

これまでになかった画期的な「はんこの自販機」の使い方。どんな場所にあるのか?また、作る時に気をつけておきたいこととは? 2018年05月25日作成

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これまでになかった画期的な「はんこの自販機」の使い方。どんな場所にあるのか?また、作る時に気をつけておきたいこととは? 2018年05月25日作成

最近話題になっている、はんこの自販機を知っていますか?
実印・銀行印・認印すべてその場で自動作成してくれる機械です。
今回ははんこの自販機について詳しくご紹介していきます。

はんこの自販機とは?

出典:https://www.shutterstock.com

2012年に世界で初めて日本で「はんこの自販機」が作られました。

これまで、特殊な苗字の方は、認印でも特注で作ることしか出来ませんでした。
既製品でないとコストも時間もかかるのです。
ですが、はんこの自販機はその場ですぐ作成できるのです。
まさに画期的な発明といえますね。

はんこの自販機の特徴として

・500円〜の低価格
・5分〜10分のスピード仕上げ
・豊富な種類の書体・印材

があります。
また、和柄のイラストと組み合わせて可愛いはんこも作成可能。
漢字・ひらがな・カタカナ最大8文字まで入力できるので、海外旅行者のおみやげとしても人気が高いです。

はんこの自販機の使い方

出典:https://www.shutterstock.com

操作は簡単。基本的にタッチパネル操作で指示どうりに従うだけです。

作りたい苗字を検索する。珍しい漢字の方は単漢字で検索できます。

1.はんこのサイズを決める。
認印サイズの10mm〜実印サイズの15mmまで種類があります。

2.書体を決める。
認印でしたら、文字が読みやすい古印体、実印でしたら縁起の良いとされる印相体(いんそうたい)がおすすめです。

3.文字のバランスを調節する。
画数に合わせて、文字を細くしたり、きちんと読めるかをチェックします。
この調節が手動でできるので、実印としても使えるのです。

4.はんこの材質を決める。
最安値で約500円のラクト材(プラスチック)。
基本は黒か白ですが、カラフルで可愛いラクトもあります。
また柘植(つげ)や黒水牛(くろすいぎゅう)など実際に実印で人気がある材も売られています。
それらは高級素材なので1本5,000円ほど。

5.印材を決めたら、お金を入れて決定ボタンをおす。
すると、まだ名前が彫られてない印材が自販機の要領で出て来るので、セルフでセットします。

6.セットしたらあとは自動的に機械で掘られます。
大体時間にして5分〜10分ほど待ちます。

7.完成。別売りで印鑑ケースや朱肉も売っています。
一緒に買っておくのが良いでしょう。

どんな場所に設置されてるの?

出典:https://www.shutterstock.com

バラエティ量販店ドン・キホーテでははんこの自販機の取り扱いがあります。(一部対象外店舗あり)
また、ホームセンターやショッピングモールにも入っているそうです。

もし認印を作成する場合、既製品の名前は100円ショップで買えることができます。
まずは、100円ショップをチェックしてなければ自販機を利用しましょう。

また、自販機がなくても、はんこ屋さんのなかにはその場で認印を作成してくれるお店もあります。
自販機は、まだそれほど普及しておりませんが、はんこ屋は数多くあります。
価格は約1,000円ほど。

既製の名前でない方は作成してもらうことをおすすめします。

はんこ自販機の注意点

出典:https://www.shutterstock.com

低価格で簡単に作れる「はんこの自販機」。

認印を作成する場合は特に問題ないのですが、実印・銀行印を作るときはいくつか注意点も。

印材

まず材質ですが、プラスチックはあまりおすすめできません。
というのも、プラスチックは耐久性に優れません。ちょっと落としただけでもすぐ欠けてしまうのです。
実印は印面が欠けてしまうと使えなくなってしまうため、また別の印鑑を作って登録する必要があります。
実印・銀行印を作るなら、木やツノ、チタンなどの材質が最適です。

書体

実印・銀行印は、古印体など読みやすい書体は避けましょう。
読みやすいということはそれだけシンプルで偽造されやすいということです。

もし偽造されてしまうと、大事な契約のはんこを勝手に押されたり、お金を引き出されてしまう可能性があります。
オススメの書体は印相体です。名前がひとつなぎで彫られているので「縁が途切れない」と言われているからです。
銀行印は篆書体(てんしょたい)などでつくり、実印と見分けがつくように作りましょう。

機械彫り

はんこ自販機はあたりまえですが全て機械で彫られています。
もともと、お店で売られているものは手彫り。途中まで機械で彫られていても仕上げは必ず職人がおこないます。
人の手を通さない自販機のはんこは、やはりそれだけ偽造のリスクは高いです。
また、バランスを調節しておかないと印鑑登録ができない場合があります。
これは、実印の印鑑登録は、他の人と同じ印鑑で登録することができないためです。

印鑑は一生物

出典:https://www.shutterstock.com

あまり使わないからといって適当に実印を作ってしまうと、欠けたりしてしまう場合があります。実印の作成は慎重に行うのが良いでしょう。
通販サイトには、手彫りでも比較的安価な実印も販売されています。

もし自販機で実印を作る際はそういったことを踏まえた上でつくりましょう。

自販機の他にも、安い三文判がたくさん売られています。
確かに便利ではありますが、その分はんこを軽く見てしまう人も増えてきています。
特に実印は一生使うものですので、大切に扱いましょう。

とはいえ、はんこの自販機は、ちょっとした認印の作成にはとてもおすすめです。
これまで注文するしか他になかったもの。マーク入りのものや、フルネームのものなど。
その場で作れるので一度自販機を見かけたら、ぜびはんこを作ってみてはいかがですか?

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