誰でも一度は利用したことのある100円ショップ。最近でははんこも売っているんです。
でも、「100均のはんこってなんとなく危なそう・・・」と思う方も多いはず。
そこで今回は、「どんな種類のはんこが売っているか」、「100均で買うはんこの落とし穴」をご紹介します。
100均で買えるはんこは?
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100均で買えるはんこには、おもに3つの良いところがあります。
安い
今となっては当たり前ですが、100円で買えるというのはすごいですよね。
はんこ専門店で買うと、実印なら5,000円、メーカーのシャチハタなら1,000円は最低でもかかります。
そう考えるとどれだけお得かがわかります。
便利
ふだん少ない荷物で出かける人にとっては、はんこってなかなか常備しないですよね。
外出先で急に必要になっても買えるのはやっぱり便利。
それに100円なら忘れて損した気分にもなりにくいです。
紛失の際の安全性
もしはんこを無くしてしまっても、悪用される危険性は低いです。
なぜなら大量生産のはんこなので、それだけだと本人証明にはならないからです。
しかし、印鑑登録のある実印を紛失した場合は早急に警察に連絡しなければいけません。
簡単な契約のために持ち歩くのには、100均のはんこをおすすめします。
購入可能なはんこの種類
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100均には「朱肉の要らないシャチハタ 」「朱肉が必要なはんこ(三文判)」どちらも売っている場合が多いです。
よく文房具屋にあるような、くるくる回して探すケースに入って売られています。
また、訂正印も売っています。ひとまわり小さく小判のような形をしています。
苗字は500種類くらい
メーカーのシヤチハタの取り扱いで2,100と言われていますから、それには劣ります。
ですが、「佐藤」「田中」など定番の苗字は売っているでしょう。
また、地域によって苗字の取り扱いに特性があります。
特殊な苗字でもその地域で多いのなら、置いてある可能性もあります。
はんこの取り寄せは基本的にできない
100均では「取り寄せ」「取り置き」ができないことがほとんどです。
かんたんな苗字であっても、在庫がないときもあります。確実に欲しい場合は、まずは店舗に問い合わせをしましょう。
また、三文判なら比較的安いものがはんこ専門店にも売られています。
他にもはんこ関係の商品はある
もちろんはんこを入れるケースや、朱肉も売っています。
中にはキャラクターものや、和柄などの可愛らしいものもあります。
また、シャチハタ付きボールペンや、三文判をシャチハタとして使えるホルダーなど、便利グッズも売っています。
もちろん100均なので耐久性はあまりありませんが、試しに使ってみるのにはおすすめです。
100均で買えるはんこの注意点
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安くで便利で種類もたくさんある100均のはんこですが、使用するにはいくつかの注意が必要です。
100均のはんこを銀行印として使う
銀行口座を開設する時に必要なはんこは、シャチハタ以外なら登録できます。
つまり100均のはんこでも口座開設は出来ます。しかし、これはおすすめできません。
その理由として、
「もし通帳を無くしてしまったとき、はんこを偽造されてお金を引き出されてしまう」危険性があるからです。
大量生産のはんこはどのメーカーも印影はほぼ同じで、偽造はかんたんです。そもそもはんこメーカーもさほど多くありません。
銀行印は、印相体(いんそうたい)、篆書体(てんしょたい)など偽造されづらい書体の印鑑を作成することをおすすめします。
銀行印は口座ごとに分ける必要もありません。登録した印鑑を忘れる心配もなくなるので、一本作っておくといいですね。
耐久性の問題
100均のはんこはプラスチックで出来ています。当たり前ですが、プラスチックは落としてしまったりすると欠けやすいです。
また、100均のシャチハタはインクの補充ができません。文具屋などで売っている市販のもので補充すると、インクの違いで詰まってしまう場合があります。
シャチハタの捺印回数は大体補充なしで3,000回と言われていますから、それより長く使いたい場合はメーカー品を買うことをおすすめします。
100均で買えるはんこの使い道
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銀行印、重要な契約書には使えませんが、他の場面では活躍できることでしょう。
実印・銀行印は身分証明にもなるものなので、あまり頻繁には使わず大事にしましょう。
例えば、履歴書や簡単な契約書には100均のはんこでも十分使えます。
シャチハタは荷物の受け取りなどに最適です。玄関に置いておけばサインを書くより手間がかかりません。
大体の日用品は売っている100円ショップ。
お試し用に使ったり、用途に分けていくつか持つ分には安くて便利ですよね。しかしはんこは本来「意思の確認、承認」のために使うものなので、危険性を理解した上で正しく使いましょう。
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