シーリングスタンプって?
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シーリングスタンプというのは、熱で溶かしたロウに捺すアイテムのことで、長い取っ手のついたはんこのことをさします。
このシーリングスタンプが使われたのは中世ヨーロッパでした。
貴族達は手紙を書くと封筒のフタに封蝋(ふうろう シーリングワックス)を押し、使用人に渡して相手に届けさせていました。ここで使われていたのがシーリングスタンプです。このスタンプに描かれている模様は、家系を表すシンボルマーク、すなわち紋章です。
では、なぜ、わざわざ手紙にスタンプを捺していたのでしょうか。
単にのりづけでは中身が誰かに見られても判別ができません。
「封蝋」という言葉通り、ロウで封をするということからシーリングワックスの役目は手紙に封をすることです。開けると封蝋は砕けてしまうため、中身を見られたかどうかがそれでわかるということです。
また、紋章がついていれば差出人や中の手紙が本物であるという証明にもなっていたそうです。誰から来たのか名前が書いてなくても、その紋章を見れば誰から来た手紙なのかがわかるのですから、すごいものを感じますよね。
そんな伝統的なもののマネをして、メッセージカードや封筒のワンポイントとして使うことでおしゃれアイテムになると流行っているのが、シーリングスタンプなんです。
今話題のシーリングスタンプを使ってみたい! と思ったらぜひ、挑戦してみましょう!
シーリングスタンプの使い方
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では、シーリングスタンプにはどんな使い道があるのでしょうか。効果的な使い方を見ていきましょう。
シーリングスタンプの使い方①手紙の封印
もともと手紙に使われていたことから、封印するのが一番ポピュラーな使い方でしょう。シーリングスタンプが捺されていると、何だか特別な手紙が届いたような気分になるものです。
使う封筒の色や形によっても違う印象になりますし、また受け取った人もワクワク感が増すはずです。
シーリングスタンプの使い方②リボンと組み合わせてラッピング
包装紙だけではシンプル過ぎて物足りないと思ったときに、リボンとシーリングスタンプを組み合わせたワンポイントアイテムにするとおしゃれになります。
やり方は簡単で、リボンの好きなところにペタンと貼りつけるようにすればいいだけです。
シーリングスタンプの使い方③アクセサリー
ピアス、イヤリング、ブレスレット、ペンダントなどのパーツ材料にもなりますし、ゴムに付ければ髪留めとしても使えます。アイデア次第でいろんなグッズへと早変わりします。
シーリングスタンプの使い方④結婚式の招待状
招待状や席札、メニュー表など、結婚式のペーパーアイテムを手作りする方が増えています。ちょっと手を加えることで費用も浮きますし、オリジナルアイテムになり、見栄えもまったく違ってきます。
招待状の封筒を閉じるときに使ったり、招待状に直接二人のイニシャルとして入れたり、ドライフラワーと一緒にすることでまた違ったものとなります。花びらや金箔を加えてもすてきですね。
シーリングスタンプの作り方
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用意するもの
シーリングスタンプをぜひ、手作りしてみたい! という方はグルーガンを使う方法がおすすめです。
グルーガンというのはネーミング通り、銃の形をしているグッズです。安いものから高価なものまでありますが、初めて使うなら100均でも手に入ります。
グルー(樹脂)も忘れずに一緒に購入します。透明なもののほか、ブラックやブラウン、ホワイトなど色つきもあります。
用意するもの
・グルーガン
・グルースティック(樹脂)
・クッキングシート
・スタンプ
・保冷剤(捺す直前までスタンプを冷やしておくことで、きれいに剥がすことができます)
作り方
1 スティック状のグルー(樹脂)を本体にセットします。
2 電源を入れて、スティックが温まるまで待機します。
3 5分ほど待ちます。ただし、グルーガンの先は100度以上になるので、火傷には十分注意しましょう。
4 クッキングペーパーに向かって、トリガーを引き、丸く絞り出します。
5 グルーに薄膜ができ始めたら、冷めないうちにハンコを押します。30秒ほど力を加えましょう。
6.完成したら両面テープや接着剤を使って封筒やリボンの上へ貼っていきます。
一番難しいのがグルーを出す量だと思います。出す量によって、周りにはみ出した感じや厚みが変わってくるので調節しながら作っていきましょう。
消しゴムハンコでもっと自分好みに!
好きな図面で作りたい場合、消しゴムはんこを使ってシーリングスタンプを作ることもできます。
直接消しゴムに図柄を描いてもいいですが、自信のない方はトレーシングペーパーに気に入った図案を鉛筆で写し取るという方法もあります。後は図案を写した側のトレーシングペーパーの面を下にして、消しゴムの上に乗せて、固いものでゴシゴシと擦り付ければ、図案が消しゴムに写ります。
デザインカッターなどで周囲と中を注意しながら削っていけば、消しゴムはんこができあがります。一応、凹凸が間違っていないか、インクで捺してチェックしてみましょう。
中世ヨーロッパで手紙の封印として使われていたシーリングワックスも、使い方次第でいろんなおしゃれが楽しめます。ぜひ、手紙以外にも使って楽しみましょう。
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