シャチハタ製品はすべてインクの補充をすることができます。
商品によってインクの種類や補充方法が異なるため、詳しく説明していきます。
インクがなくなったら
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普段使っているシャチハタのインクがなくなった場合どうしていますか?
「そのまま捨てる」という方は、かなりもったいない使い方をしています。
シャチハタは簡単に、安くインクの補充ができるのです。
シャチハタは印面がゴム製なので使い続けるとすり減ってしまいます。そのため無制限に使用できるというわけではありません。
一般的には1本あたり、約10万回捺印できると言われています。
そして、1回のインク補充で約3,000〜5,000回の捺印が可能です。
つまり、補充をしながら使うことにより、約20回近くも同じシャチハタを使うことができるというわけです。
補充インクは、液体かカートリッジで売られています。
値段は約300〜400円なので、新しく買うよりも断然お得使用することができます。
ここから具体的に補充の仕方を説明していきます。
インクが薄くなる原因と補充の仕方
インクが薄くなる原因
そもそもインクが薄くなる原因は主に2つあります。
1.インクがなくなっている場合
2.印面が汚れている場合
シャチハタはゴム製なので、印鑑より細かい汚れが溜まりやすいです。
補充をする前に、印面の掃除をしましょう。
掃除方法としては、セロテープで印面を軽くトントンと叩きましょう。
粘着が強すぎると印面が傷ついてしまう可能性があるため、ガムテープより粘着の弱いセロテープでやることをオススメします。
印鑑用の掃除ブラシも傷をつけてしまう可能性があるためやめておきましょう。
印面を掃除してもインクが薄い場合は、印面を下にして12時間放置します。
放置してもインクが薄い場合は、補充のサインです。
補充の仕方
シャチハタインク補充は「交換式・補充式」の2通りあります。
気をつけたいのが、シャチハタの商品によって補充方法が異なること。
おもな例をあげます。
ネーム9、ネーム6、ペアネーム・・・交換式
キャップレス9、プチネーム・・・補充式
交換式は、その名の通り、インクの染みたカートリッジを交換する方法です。
印面と、ボディーを取り外すと、中にカートリッジが差し込まれているので、交換します。
補充式は、印面に直接液を垂らして補充するものです。
1回の補充で、1、2滴垂らし、印面を上にしたまま3時間放置しましょう。
するとやがてインクが印面に浸透します。
補充しすぎると横から漏れてしまうので、気をつけましょう。
また、交換式のタイプも印面に直接垂らして補充することはできますが、漏れやすいのでカートリッジがおすすめです。
よくあるのが「100円ショップで売られているインクで補充していいの?」という質問。
補充するのはあまりおすすめしません。
基本的に別メーカーのもので補充はしないほうが良いでしょう。
というのも、インクには様々な種類があり、間違ったインクで補充してしまうと、目詰まりを起こして使えなくなってしまう可能性があるからです。
純正のものも安価で売られているので、そちらを使いましょう。
また、同様に100円ショップのシャチハタも専用のインクがある場合は、そちらで補充しましょう。
100円ショップの中には、使い捨てのタイプもあります。
では、インクには一体どういう種類があるのでしょうか。
染料インクと顔料インクの違い
インクは主に2つの種類にわかれています。
・顔料インク
・染料インク
です。これは水性ペン・油性ペンの違いによく似ています。
染料は、昔のシャチハタに使われていたインクです。
粒が小さいので、紙に染み込みやすく、その分乾きも早いのが特徴。
顔料は、今のシャチハタで使われいるインクです。
粒が大きいので、紙の表面に定着します。そのためインクの発色が良いのが特徴。
シャチハタと同様にプリンターでも2種類のインクが使われています。
しかし、自分が使っているシャチハタが染料か顔料かどうか、わかる人は多くありません。
最近買われたものでしたら、間違いなく顔料ですが、見分け方を教えます。
ネーム9・・・ボディーがアイボリー(グレー)+モスグリーンの場合は染料
ボディーが黒色の場合は顔料
角形印・丸印・・・ボディーがアイボリー(グレー)の場合は染料
ボディーが黄色の場合は顔料
また、現在発売されている商品は、シャチハタのホームページで、補充インクを調べることが出来ます。
補充後もインクが薄い場合
インクを補充してもインクが薄い場合には以下の理由が挙げられます。
1.インクが染み込んでいない
補充したら最低でも3時間放置しましょう。
2.ホコリなどで目詰まりをおこしている
会社で使う頻度が多い、もしくは長い間使っていない場合によくおこります。
セロハンテープで掃除しましょう。
3.補充しているインクの種類が間違っている。
朱肉用のインク、スタンプ台のインクなどを使っているケースがとても多いです。
かならずシャチハタ専用のインクを使いましょう。
間違ったインクで補充してしまうと、シャチハタ本体が使えなくなってしまいます。
4.「シャチハタ製品」のものではない
お使いの浸透印がシャチハタ製のものでない場合、補充してもインクがつかない場合があります。
浸透印にも種類があり、たくさんのメーカーが出しています。
「Xスタンパー」と表記がある場合はシャチハタ製品ですので、純正のインクをしようしましょう。
5.本体自体が劣化している
上記のケースが当てはまらない場合は、寿命のサインです。
朱肉を使う印鑑と違い、ゴム製なので、いつかは劣化してしまいます。
その場合、印面のみの交換サービスはないため、新しくシャチハタを買いましょう。
ですが、こまめに掃除したりなど大切に扱えば、長く使うことができます。
補充方法を正しく理解すれば簡単にインクを取り替えることができます。
100円ショップで新しいものを買い足すことなく、長くシャチハタを使ってみてはいかがですか。
- シヤチハタ
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