どちらも必要? 訂正印と認印の違いとは?

どちらも必要? 訂正印と認印の違いとは?

「認印」と「訂正印」とは何が違うのでしょうか。また、どんなときにどのように使えばいいのかを見ていきましょう。
2019年03月21日作成

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「認印」と「訂正印」とは何が違うのでしょうか。また、どんなときにどのように使えばいいのかを見ていきましょう。
2019年03月21日作成

TOPIC 01

「認印」ってどんなはんこのこと?

出典元:https://www.shutterstock.com

市区町村長に届け出たはんこを「実印」といい、銀行に届け出たものを「銀行印」、それ以外を認印といいます。

「認印」というのは、文字通り「目を通した」「認めた」ということを表すために捺すはんこのことです。

普段生活している中で一番よく使うはんこで、たとえば宅配便の受け取りや回覧板に捺すのも認印ですし、会社では確認したというサインの代わりにもなります。

「認印」は「三文判(さんもんばん)」と呼ばれることもあります。

三文判の「三文」は、「早起きは三文の徳」にも使われていますが、江戸時代に使われていた通貨なので物価や環境によって変動が激しく、ざっくりと換算すると三文は100円程度といわれています。

ですから、「早起きは三文の徳」は早起きしたら100円…という意味ではなく、ほんの少しいいことがあるという意味です。一方「三文判」は、大量生産された安いはんこという意味です。そのため「三文判」というはんこがあるわけではありません。

しかし、いくら「認印」でも、はんこを捺すという行為は「認めた」ということになるので、書類によっては法的な効力が生まれるため、きちんと内容を確認した上ではんこを捺しましょう。

TOPIC 02

訂正印の捺し方って?

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・訂正印とは?
「訂正印」というのは文字通り、書いた文字や数字の誤りを訂正するためのはんこのことです。

重要な書類を書くとき、気をつけていても書き間違えてしまうことがあります。

たとえば、「漢字が1字抜けてしまった」「漢字を間違えた」「数字を間違えた」など間違いはさまざまでしょう。しかし、契約を結んだり同意を求められる書類の場合は、書き間違いをしても修正液や修正テープを使わず、
書類に誤字脱字があったときは、どれを訂正、削除、追加したのかを明確にするために訂正印を捺して間違いを正さなければなりません。

なぜ訂正が必要かというと、契約書、領収書、帳簿、伝票などは内容を書き換えていないかを疑われないようにするためです。

金銭を扱う書類で金額を間違えたときはもちろんのこと、日付やその他で間違いがあった場合も同様です。たとえば、600円がいつの間にか60000円になっていて、差額を請求されてしまうトラブルが後々起こらないようにするために、間違いをしっかりと訂正しなければなりません。

・訂正印の使い方
間違えた文字や数字に二重線をひき、その上、または近くに印鑑を捺します。

横書きなら上に、縦書きなら右に正しい文字や数字を書きます。

署名捺印を行なったときは、違うはんこは用いず、署名捺印と同じはんこを訂正印として押します。
このことにより、「書類を作成した人物が訂正している」証拠となります。

もちろん、署名捺印していない書類なら、認印を使ってもかまいません。

TOPIC 03

使って便利なはんこ

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訂正するときは、たいてい書き込むスペースが小さいので、一回り小さなはんこを持っていると便利です。
普通のはんこは9ミリ程度ですから、一回り小さい6ミリ印がベストです。

認印と訂正印がひとつになった「シャチハタ ペアネーム」

9ミリの認印と6ミリの訂正印が一本になった「ペアネーム」です。はんこを捺して、訂正するときはひっくり返してポンと捺せます。キュートな形なので持っていてもおしゃれ。

訂正印として使える「ネーム6」

コンパクトサイズなので、訂正印のほか小さなスペースにもハミ出さずに捺すことができます。インクは交換が可能なカートリッジ式なので、いつまでも使えて経済的です。

キャップレスタイプの「ネーム6 キャプレ」

キャップレスタイプの訂正印です。キャップの替りとなるウィングシャッターはロック機能付きなのでかばんの中がインクまみれになる恐れもありません。全4色のパステルカラーがあるのでとってもおしゃれに使えます。


社会人なら知らなければいけないことは山積みでしょうが、少しずつ覚えていけば問題ありません。はんこについてのいろいろな知識を少しずつ身につけていくようにしましょう。

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