こんなところでも使われている! シヤチハタのインク

こんなところでも使われている! シヤチハタのインク

一般的な「スタンプ」以外にも特殊なインキが使われた商品があります。どんな商品に使われ、どんな特徴があるのでしょうか。
2019年06月15日作成

  • シヤチハタシヤチハタ
  • VIEW:691

一般的な「スタンプ」以外にも特殊なインキが使われた商品があります。どんな商品に使われ、どんな特徴があるのでしょうか。
2019年06月15日作成

インキのタイプは大きく2種類!

01

染料タイプと顔料タイプがあるインキ

出典元:https://www.shutterstock.com

インキには染料系のものと顔料系のものがあります。

染料インキは色を構成している粒子の大きさが顔料インキよりも小さいのが特徴です。そのため、紙などにすっと入りやすい性質を持ち、乾きが早く、連続なつ印に適しています。

一方、顔料インキは粒子が大きく、顔料粒子がなつ印された表面に乗っている状態で乾くため、インキの色の発色が良く、乾けば耐水、耐光に優れているのが特徴。

ネーム印やXスタンパーは、油性顔料系インキが使われており、染料系の場合は、本体に「染料」と書かれたラベルが貼られています。

ただし、30年以上前のネーム印やXスタンパーは染料系となります。

素材を選ばないマルチインキ

02

何にでも捺せる「TAT(タート)インキ」

出典元:https://www.shutterstock.com

TAT(タート)は布だけでなく、皮革、木材、プラスチック、ゴム、金属、塗装面、ガラス陶磁器になつ印が可能な特殊インキです。

素材が違うと同じようになつ印しても、にじんだりかすんだりする場合があります。きれいに捺すためには素材に合わせたインキを使うようにします。

たとえば、金属・プラスチック・ガラス・陶器・布・皮革・木材等に適したオールラウンドタイプは「多目的(油性顔料)」、アルミニウム・鉄・ステンレス・真鍮・メッキ製品等の金属及びガラス製品は「金属用(油性染料)。

また、硬質塩ビ・アクリル・ポリエステル・ナイロン・ゴム等のプラスチック製品は「プラスチック用(油性染料)」、特殊な素材や既製品にはないインキ色、印影に二次加工を施す場合に適したインキは「スペシャルタイプ」という具合。

特殊インキを使った手洗い練習スタンプ「おててポン」

出典元:https://www.shutterstock.com

「おててポン」は主に子どもの手洗いをサポートするスタンプです。

手のひらに「ばいきん」のイラストをポンと捺して、そのイラストがきれいに消えるまで石けんで手を洗おうというもの。これで手洗いの練習ができるというわけです。

おててポンで使われているインキはブルーとピンクの2色で、安全性に配慮した食用色素を使用している特殊なインキです。

水に負けない油性インキを使用した「ウエットライト」

普通のマジックの場合、表面が濡れているとツルツルしていて、インキが乗らず書くことができません。しかし、水に負けない油性インキを使用している「ウエットライト」なら、屋内外の現場で水に濡れた金属やプラスチック、発泡スチロールなどにもはっきりと書くことができます。

「ウエットライト」は中字と太字タイプがあり、カラーは黒、赤、青の3色があります。

乾かない特殊インキ使用の「乾きまペン」

マーカーのキャップを閉め忘れてしまい、ペン先がカピカピになって書けなくなってしまったという経験はありませんか。

「乾きまペン」は「乾きません」をもじったもので、その名の通り、ペン先がキャップなしでも2週間は乾かないというすごいペンです。

本体とキャップ、尾栓には、再生樹脂(PP)を使用しているので、地球環境にやさしい素材。エコマークに認定されています。

マーカー特有の臭いを抑えたアルコール系インキを使用しています。

忙しくてキャップを閉め忘れてしまうようなら、このペンがおすすめです。

シヤチハタで使われているインキははんこだけではありません。マーカーやペンなどいろんな商品に特殊なインキが使われています。どんなインキが使われているのか気にかけてみると、新たな発見があるかもしれません。

  • シヤチハタシヤチハタ
  • VIEW:691