部屋を借りる時の印鑑は?
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ひとり暮らしを始めたり、就職や転勤時には部屋を借りることになります。
その際、必要になる契約が「賃貸借契約書」で、不動産会社だけでなく大家さんとも契約を交わします。
ここで必要になるのが印鑑ですが、基本的には「認印」でだいじょうぶですが、不動産会社によっては実印を求められることもあります。
ただし、印面がゴム性で変形しやすいシャチハタはNGとなります。
履歴書を出す時の印鑑は?
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就職だけでなく、バイトをする時にも必要なのが履歴書です。履歴書をよく見ると印鑑を捺す欄が設けられているものと、そうでないものがあります。
以前は必ず印鑑の欄がありました。しかし、1997年に「押印する必要性がなく、押印を廃止しても差し支えない文書に関しては記名のみでOK」というガイドラインが制定されたため、印鑑の欄がない履歴書が増えています。
欄がなければ捺さなくてもかまいませんが、募集要項に書かれてあるなら捺す必要があります。
何となくシャチハタでも良さそうですが、シャチハタ印はNG。必ず朱肉を使う認印を捺しましょう。見た目ではわからないようでも微妙な色の違いでバレてしまうのがオチ。
認印であれば100均で売られているものでも良いのですが、捺した時の見栄えは劣るので、できればきちんとした認印を一本購入しておきましょう。
婚姻届を出す時の印鑑は?
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結婚を公的に認めてもらうには婚姻届を出さなければいけません。届け出をすれば2人の新しい戸籍を作ることができるようになります。
入籍の日、または新居への引越し時に提出するようにします。
必要事項を記載して各々が署名・捺印します。この時、使う印鑑は認印となります。変形しやすいシャチハタはNG。また、夫婦で同じ印鑑は使用できないので、どちらかが旧姓の印鑑を用意します。
また、婚姻届には証人2名の署名・捺印が必要となりますが、こちらも認印で問題ありません。
ただ、婚姻届が出せるのは男女のみ。同性の場合は「パートナーシップ証明書」というものがあります。
2015年にアメリカで同性婚が認められましたが、現在の日本では法的には認められていません。
2019年現在、渋谷区、世田谷区、伊賀市、宝塚市、那覇市、札幌市、福岡市、大阪市、中野区、大泉町、千葉市、堺市、熊本市、東京都府中市、横須賀市、総社市、小田原市、枚方市、江戸川区、豊島区、鹿沼市、宮崎市、茨城県、長崎市の24自治体に住民登録があれば、パートナーシップ証明書を発行してもらうことができます。
出生届を出す時の印鑑は?
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赤ちゃんが生まれたら出産後14日以内に届け出をしなければなりません。
何となく大事な書類だからとわざわざ実印を捺す必要はなく、これも認印でだいじょうぶです。
書き間違えをした時にも使えるので、提出する時には捺した印鑑を忘れずに持参するようにしましょう。
離婚届を出す時の印鑑は?
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結婚生活に区切りをつける時に出す離婚届。
こちらも役所に提出する書類ですから、シャチハタはNG。認印が必要となります。
妻が離婚届に捺す印鑑は離婚前の印鑑となります。
離婚後は下記の3つから選ぶことになります。
1.旧姓に戻り、結婚前の親の戸籍に戻る
2.旧姓に戻り、新しい戸籍を作る
3.結婚時の性で新しい戸籍を作る
旧姓に戻る場合は旧姓の印鑑(認印)が必要となります。転居届、国民健康保険の加入など手続きがたくさんあるので印鑑は必ず持って行くようにしましょう。
このように役所に届け出る印鑑はシャチハタ印は不可。理由は変形してしまう恐れのあるゴム印だからです。『正式な書類を出す時はシャチハタ印は使えない』→『認印が必要』と覚えておきましょう。
- シヤチハタ
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