シヤチハタのサービス「電子印鑑」
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シヤチハタと聞くと、はんこでしょ! と答えてしまうかもしれませんが、実ははんこだけを販売しているわけではありません。
シヤチハタが行っているサービスはほかにもいろいろあります。
まずは、ポンという具合には捺せない便利なツール「電子印鑑」です。これもはんこと言えば、はんこに入るかもしれませんが、手で捺すものではないのでご紹介します。最近では、請求書も領収書も電子上で済ませられるため、はんこも電子版が必要な時代となりました。
ただ、ネット上では本物とニセモノの区別が難しく心配ですが、シヤチハタの電子印鑑はセキュリティ対策もしっかりとしているから安心です。
また、電子印鑑ならもちろんインキ切れもありませんし、薄くなったり、欠けたりすることもなくいつもきれいなはんこが使えます。
使い方は、ExcelまたはWordにドラッグ&ドロップするだけと操作も簡単です。また、なつ印と一緒に文書保護が可能ですから、書類の改ざんもしっかりと防ぐことができます。
はんこデータの色は黒、赤、藍色、緑、朱色、紫の6色から、書体も選ぶことができるので便利です。
シヤチハタ協賛のデザインコンペティション
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1999年より2008年まで10年に渡り開催された「シヤチハタ ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション(SNDC)」が、2018年に10年ぶりに再開されました。
開催されるごとに話題を呼んでいましたが、2008年を最後に休止。10年後となる2018年10月12日(金)にGINZA SIX6階の銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM(ギンザ アトリウム)で表彰式を行いし、受賞作品11点を発表しました。
なんとグランプリは賞金300万円です。
今回のテーマは「しるしの価値 The value of the sign」。シヤチハタは、長年「しるす」文化の創造に携わってきたため、原点回帰ということでこのテーマに決定したとのこと。
審査員は、喜多俊之氏、後藤陽次郎氏、原研哉氏、深澤直人氏、中村勇吾氏です。
社会問題の痴漢を撃退するグッズを議論
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有名なネーム9のはんこだけでなく、電子印鑑、デザインコンペなど幅広いサービスを行っているシヤチハタですが、痴漢対策用のはんこの開発を真剣に検討していることがわかりました。
痴漢を安全ピンで突き刺す撃退法が有効だとSNS上で議論されている最中に、2019年5月22日「シヤチハタ」が公式Twitterでつぶやいたのがきっかけとなりました。
また、2019年5月27日には「様々なご要望を頂いておりますが、最初にご提案できるのは従来のネーム印とほぼ変わりません。そして今後段階的に形にできればと考えております。
とはいえ、目指すべきはこの社会問題が根絶され、“護身用グッズが必要ない世の中”になる事です。」とつぶやきました。
また、ニュースの取材にもきちんと「SNSなどでのご意見をもとに、商品化に向けて議論していく」とコメントしていたため、本気で開発に乗り出すということなのでしょう。
特殊なインキを開発しているシヤチハタだけあって、どのような商品になるのでしょうか。今から楽しみです。
伸びてきた痴漢の手にポンと捺して、安全ピンで刺して傷つけることなく、『痴漢行為はもう、こりごり』という思いをさせてあげることができるかもしれません。
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