3〜5才の子どもは、頭の中にイメージがたくさん。
それは、毎日新しいものを見たり感じたりしているからです。
お絵かきやパズルなどは、そのイメージを形にするための行為のひとつです。
このような頭を使う遊びによって、子どもは考える力・ものをつくる力を身につけます。
ですが、手の運動があまり発達していない時期に、自分のイメージを紙の上に表現することは少々難しいかもしれません。
そんな子どもたちでも楽しんで遊べるのが、シャチハタの知育スタンプ「エポンテ」です。
エポンテとは?
シャチハタの新しい取り組みとして開発されたエポンテは、遊びを通して子どもの想像力・創造力を育む知育スタンプであり、形や手触りで、お子さまが直接触れて楽しめるおもちゃです。(=クリエイティブ・イマジネーション・トイ)
エポンテ(eponte)はEDUCATION(教育)+「絵」+「ポンっておす」+「手」からなる新造語。
「エポンテ カタチスタンプ」は、2015年 日本おもちゃ大賞 エデュケーション・トイ部門において、優秀賞を受賞しました。
監修をしているのは、発達心理学・お茶の水女子大学名誉教授の内田伸子先生。
内田先生は、「正解が1つではなく、どの方向にも発想を自由に広げられるおもちゃ」が個性や想像・創造力を育むために大切だと語っています。
手の運動があまり発達していない時期では、自分のイメージを紙で表現するのは難しいです。
ですが、エポンテは、ものの形を考えながら表現することができ、組み合わせを楽しむことで、遊びながらものを作る力を育みます。
事実、内田先生は著書「世界の子育て格差ー子供の貧困は超えられるか」にて、指先が器用になった子どもの学力テストの成績が高くなるデータをとりました。
「おす」だけでいろんなパターンをつくれるエポンテの対象年齢は3才以上。
使い方が単純であることから、指先があまり器用ではない子どもでも楽しく遊べます。
そんな、おす・あそぶ・まなぶ「エポンテ」の商品を紹介していきます。
カラースタンプ
スタンプをおしてぬりえをしてみよう!
カラースタンプは「エポンテ」シリーズで最初に発売されたおもちゃ。
青・桃色・黄色の3色の重ね合わせで、色彩感覚を育むスタンプです。
あたまで想像した色を、自分の体を使って創造すると、脳がどんどん刺激されます。
桃色と黄色を重ねると、オレンジ色。
青色と・黄色を重ねると、緑色。
青色と桃色を重ねると紫色。
といったようにスタンプで色を作ることができます。
クレヨンだと、スタンプのように色を重ねることはできません。ましてや水彩絵の具などは、小さい子どもでは扱うことが難しいです。
カラースタンプの特徴
カラースタンプには以下の特徴があります。
・小さなお子さまの手になじみやすいデザイン
・インクが内蔵されているスタンプなので、スタンプパッドを使わずにポンポンおすことができます。
・遊びを通して、色への興味と関心を高め、豊かな色彩感覚が育まれます。
・安全性に配慮して、食用色素インクを使用。
・衣服に付いても洗濯で落としやすいインクを使用。
・インクがなくなったら、別売りのエポンテスタンプ用補充インクで繰り返し遊ぶことができます。
カラースタンプでのばせるちから
カラースタンプは、子どものちからをのばすことができます。
・色彩感覚
・表現力
・手先の器用さ
・考える力
・集中力
カラースタンプのセット内容
スタンプ(青・桃色・黄色)各1個、スタンドスタンプ台1個、あそび方ガイド、取扱説明書
カタチスタンプ
いろんなカタチのスタンプをおして絵をかいてみよう!
カタチスタンプは、丸・三角・四角の図形を組み合わせて、造形的センスを育む知育スタンプです。
例えば、スタンプを組み合わせて家をつくったり。
スタンプ本体はやわらかい感触なので、持ちやすく、ブロックみたいに積み上げて遊ぶこともできます。
シリコン素材なので、怪我をする心配もありません。
カタチスタンプの特徴
カタチスタンプには、以下の特徴があります。
・丸・三角・四角を組み合わせて、いろいろなカタチをつくることができます。
・丸・三角・四角のスタンプの中に、さらに2段階の小さいスタンプがはめ込んであります。
・やわらかい素材を使用しており、ちょっと力を加えるだけで、こまかいニュアンスを表現できます。
・安全性に配慮し、スタンプ本体はシリコン素材、インクには食用色素を使用しています。
・衣服に付いても洗濯で落としやすいインクを使用。
カタチスタンプでのばせるちから
カタチスタンプであそぶと子どもの能力をのばすことができます。
・造形的センス
・表現力
・手先の器用さ
・考える力
・集中力
カタチスタンプのセット内容
スタンプ各1組(丸・三角・四角×大・中・小)、スタンプパッド1個、補充インク1個、あそび方ガイド、取扱説明書
パズルスタンプ
パーツを組み合わせていろんなカタチをつくってみよう!
パズルスタンプは、7つのパーツを使って論理数学的センスを育む知育スタンプです。
カタチや大きさの違うスタンプを組みあわせて、図形をつくったり。
同じインクでも、スタンプを捺(お)す力によって色の印象が変わります。
パズルスタンプの特徴
パズルスタンプには以下の特徴があります。
・三角と四角のパズル型スタンプ
・見本とおなじカタチになるように、パーツを組み合わせてあそびます。
・組み合わせ次第で、オリジナルの動物、植物、乗り物、建物、出来事(シーン・ストーリー)をかいて楽しむことができます。
・安全性に配慮し、パズル本体はシリコン素材、インクは食用色素を使用
・衣服に付いても洗濯で落としやすいインクを使用。
パズルスタンプでのばせるチカラ
パズルスタンプは、遊びを通じて子どもの考える力を育みます。
・文学的思考
・表現力
・手先の器用さ
・考える力
・集中力
パズルスタンプのセット内容
スタンプ7種類、スタンプパッド1種類、補充インキ1個、あそび方ガイド、取扱説明書
どうぶつスタンプ
どうぶつのパーツは、20種類を組みあわせて、独創的センスを育む知育スタンプ。
パーツには「陸のどうぶつセット」と「海のどうぶつセット」の2種類あります。
どうぶつスタンプの特徴
どうぶつスタンプには以下の特徴があります。
・どうぶつの顔や体をモチーフにした、イラストのスタンプ
・20種類のパーツをつなげて、いろんな動物を描くことができます。
・既存のどうぶつの他に、自分だけのオリジナルのどうぶつも作ることができます。
・安全性に配慮し、スタンプ本体はやわらかいEVA素材、インキは食用色素を使用しています。
・衣服に付いても洗濯で落としやすいインクを使用。
どうぶつスタンプでのばせるちから
・独創性
・表現力
・手先の器用さ
・考える力
・集中力
どうぶつスタンプのセット内容
スタンプ20種類、スタンプパッド1種類、補充インク1個、あそび方ガイド、取扱説明書
エポンテのとりくみ
エポンテのホームページでは商品を紹介する以外にも、エポンテを使った様々な遊び方を紹介しています。
その一部をご紹介していきます。
あそびテンプレート
エポンテのホームページでは、スタンプシリーズの「あそびテンプレート」を無料でダウンロードできます。
あそびテンプレートとは、モノクロの絵や図がかいてあるもの。
あらかじめ用意された絵柄にスタンプをぽんぽん捺して遊ぶ方法です。
・カラースタンプのあそび方
くだもの、どうぶつの絵にカラースタンプをつかって色を塗ってみよう。
例えば、ぶどうの色をつくるために、青色のスタンプのうえに桃色を重ねます。
・カタチスタンプのあそび方
バースデーケーキ、かわいい動物、車やお城などにスタンプで飾り付けをしてみよう。
自由な発想でスタンプを捺してみると、楽しく遊べます。
・パズルスタンプのあそび方
パズルスタンプのテンプレートは、枠組みだけの図案です。
枠組みからはみださないように、パズルスタンプを組みあわせて色をぬってみよう。
(※エポンテのホームページ内に、答えがのっています)
・どうぶつスタンプのあそび方
どうぶつスタンプのテンプレートは、森や動物園、海の景色の絵です。
その絵の中に、どうぶつスタンプをつかっていきものを作ってみよう。
色々なものにスタンプをする
やわらかい素材ででてきているスタンプなので、平面だけでなく、ダンボール・紙皿・紙コップなどの立体物の素材におすと、新しい楽しみ方ができます。
絵の具のように、水で溶いたり、筆を使ったり難しいことをする必要はありません。
また、衣服についても洗濯で落としやすいインクを使用しているので、汚れる心配もありません。
エポンテのホームページでは、応用編として、エポンテを工作に使ったあそび方を紹介しています。
作り方の動画を見れたり、型紙をダウンロードできるので、エポンテで遊ぶときにはぜひ活用してみてください。
ここでは、ホームページにのっている工作を、いくつか紹介していきます。
・世界にひとつだけのオリジナル帽子
誕生日や、お遊戯会、お祭りに、自分で作った帽子と一緒にお出かけしてみよう。
その日の気分で色を変えたり、お洋服に合わせたデザインにしたり、自由自在。
・ヘンシン!動物の耳
自分でつくったちょっとふしぎな動物の耳をあたまにつけて遊ぶ工作です。
・てづくりかざぐるま
紙コップでかざぐるまをつくろう!エポンテなら可愛く飾り付けができます。
・紙でつくるかんむり
紙皿で、帽子、王冠、ハート、星型などいろんなカタチのかんむりを作る工作です。
自分だけのお気に入りを作ってみよう!
・部屋をかざるオリジナルモビール
白いおはながみにエポンテで色をつけて毛糸を繋げれば、部屋や教室の飾り付けをカラフルなモビールで彩ります。
・オリジナルアクセサリー
イヤリングの金具と、厚手の紙を使って親子でおそろいのアクセサリーを作ろう!
エポンテだったら簡単に可愛くデザインできます。
・不思議なえほん
ハガキサイズの紙をエポンテで色をつけて、その紙を重ねて糊付けして、紐で結べば飛び出す絵本に。説明の動画をみながらたのしくつくりましょう。
・ぐるぐるこま
飾りづけた紙皿に、切れ込みをいれて、ハシを折るだけで手作りのこまができます。
どのコマが一番まわるか、まわして競ってみても楽しいです。
この他にもホームページでは、たくさんあそび方が紹介されています。興味のある人は、一度覗いてみてくださいね。
ワークショップ
過去に何度か、エポンテを使ったワークショップが開催されています。
共催は、NPO法人のCANVAS(キャンバス)。
CANVASは、子どものための創造・表現のための場を提供し、豊かな発想を養う土壌を育てることを目標にして2002年11月に設立された、NPO法人です。
ホームページでは、過去にどのようなワークショップを行い、子どもにどのように楽しんでもらえたのかレポートでみることができます。
子どもの想像力を育てるために
赤ちゃんは、生後10ヶ月をむかえると、頭のなかにイメージが誕生します。
目に見たものを認識し、考える力が生まれるのです。
そして、そのイメージを形におこすことが大切です。
五感をたくさん使い、体験を豊かにすればするほど、さらにイメージの世界を広げることができます。
1才になると、丸三角四角を組みあわせて、形をつくることができます。
パズルを繰り返し使うことで、考える力やものをつくる力が豊かになります。
おもちゃで大切なのは、繰り返し遊べるということ。
5才半ばをすぎると、他人より「できない」「下手」だといっておもちゃを使いたがらなくなる子もいます。
エポンテは、工夫次第で自分だけの遊び方を広げられることができるので、他人と比べられることはありません。
エポンテは、とてもシンプルなおもちゃ。
子どもたちは、「なにができるんだろう」「どうやって使うんだろう」と考えながら作品を作ります。
大切なのは、作ったものに対して、「すごいね」「これは何?」など、大人が声をかけてあげること。
そうすることで、作品のフィードバックができ、大人と子どものコミュニケーションが計れます。
そして、ものづくりがどんどん楽しくなり、やがて手先が器用で想像力豊かな子どもに育つのです。
「おす。まなぶ。あそぶ。」をコンセプトに、子どもの想像力を育むことを目的に作られたおもちゃ「エポンテ」。
今までにないスタンプのおもちゃです。
ぜひ、気になる方は一度商品をつかってみてくださいね。
- シヤチハタ
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