消しゴムをそのまま利用する「消しゴムスタンプ」
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まず、消しゴムスタンプの特徴はどんなところにあるのでしょうか。
・画用紙、布はもちろんのこと凹凸のある紙にも捺すことができる
・100円ショップなどにも専用消しゴムがあり、材料が手に入りやすい
・材料が柔らかいから彫りやすく、かんたんにできる
消しゴムスタンプは、掘らなくてもかんたんにそのまま利用することもできます。
消しゴムをそのまま使えば超かんたん!
用意するもの
・消しゴム
・スタンプ台
消しゴムは長方形ですから、長い辺と短い辺を組み合わせて使うことができます。
・長い辺を利用する
消しゴムの長い辺を使って等間隔に縦に捺すだけでも模様は作れます。もちろん、1回1回しっかりスタンプで色をつけるのもありですが、何回かに1回つければ、かすれたような柄も作ることができます。
さらに1本ずつ色を変えて2色で構成すれば、まったく違ったものができます。さらに2本おきに色を変える、3本おきに色を変える…と色を変えればアレンジは無限大。
また、ジグザグに捺せば山形が繰り返されるシェブロン縞も作ることができます。
・短い辺と長い辺を組み合わせる
模様だけでなく文字だって書くことができます。
長い辺と短い辺を組み合わせて、ギザギザフォントを楽しみましょう。
・消しゴムをカットして使う
消しゴムをカットして使えば、また違った柄が楽しめます。
半分にカットして正方形にしたり、三角にカットしたり、組み合わせればさらに楽しめます。
・さまざまな形をした消しゴムを利用する
市販の消しゴムにもいろんな形のものがあります。
円筒形のものもありますし、中にはかに、かにや魚、さくらんぼといった果物の形をしたかわいらしいものもあります。
立体的なものはスタンプすることはできませんが、スタンプに利用できるものを見つければ、かんたんにいろんな形のスタンプを楽しむことができます。ぜひ、利用してみましょう!
消しゴムを掘って「消しゴムスタンプ」
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次に、消しゴムを彫ってみましょう。
用意するもの
・彫刻刀
彫刻刀は細い線を彫る三角刀と、丸刀は彫り残し部分を彫るときに便利です。
・デザインナイフ
普通のカッターナイフより細かい部分が掘りやすく、30度の刃のものを用意します。
・カッターナイフ
消しゴムに描いた外側をカットするときに使います。
・消しゴム
普通の消しゴムでもOKです。大きな図柄を作りたいときは消しゴムはんこ専用として売られている消しゴムを使いましょう。はがきサイズ厚さ1センチくらいのものが一般的な大きさです。
・カッターマット
消しゴムの掘ったゴミが出たり、カットしたときに下にキズがつかないようにマットを敷いておきます。
・鉛筆とトレーシングペーパー
図柄をトレースするために必要になります。濃いめの鉛筆のほうがベター。
・濡れティッシュ、ティッシュペーパー
消しゴムの粉を落とすために用意します。
・除光液
コピーした図案を転写するときに使います。アセトンの入っていない除光液なら濃く転写することができます。
転写のしかた
・手書きの場合
1.まず、好きな図案を紙に描きます。
2.図案の上にトレーシングペーパーをあてて、濃いめの鉛筆で写し取ります。
3.濡れティッシュで消しゴムの表面の粉を落とします。
4.写したトレーシングペーパーを裏返してから、消しゴムにあて図案の上をこすれば、転写することができます。
・コピーした場合
1.コピーした図案を用意します。ただし、インクジェットは不向きなので注意を。
2.消しゴムの表面の粉を濡れティッシュで落としていきます。
3.ティッシュに除光液を染みこませ、消しゴムの表面を軽く拭いておきます。
4.図案を消しゴムにあてがいます。消しゴム側に絵が当たるようにします。
5.除光液を染みこませたティッシュで図案の上からトントンと軽く叩きます。
6.除光液が染みこんだら、上から爪や定規などを使ってこすりつけて転写します。
掘ってみよう
はんこですから、図案の中を掘るのではなく、デザインナイフで外側を掘っていきます。
1.図案の外側に刃を入れ、手は固定し、消しゴムを回しながら切れ込みを入れていきます。このとき、デザインナイフは立てずに45度くらいに寝かせるのがポイントです。
2.刃が入りづらくなったら、一度刃を抜いて、向きを変えて彫っていきましょう。
3.図案の外側はいらない部分ですから、カッターで断ち落としていきます。こうすることで捺すときに余分なインクもつかなくなります。
そのほかの「オリジナルはんこ」
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・ゴム板はんこ
消しゴムをゴム板に替えるだけで、消しゴムはんこと同じ要領で作ることができます。
ゴム板はんこは消しゴムはんこよりも、図案がきれいに仕上がるのが特徴です。
ただし、消しゴムよりも硬いので掘るときに力がいります。
ゴム板は「版画ゴム板」というものを使います。文具店、100円ショップ、ホームセンターなどで手に入れることができます。
・野菜はんこ
ある程度のかたさのある野菜ならどんなものでも使えます。
もちろん、切っただけでもはんこになりますが、掘るならじゃがいもなど、硬めのものを使いましょう。
同じ野菜でも切る場所によって形が違ってきますし、インクのつけ方や色によってもまったく違う印象になります。
また、葉物も利用できます。根元を切り落としたものは花のような模様にもなります。小松菜や白菜など何でも地用できるので、捨てる前にペタンと捺してしまいましょう。
アイデア次第でいろんな模様ができます。
もちろん、ワークショップに参加するのも手です。自分が思いつかないようなことを教えてもらえるので、どんどん参加して教えてもらいましょう。失敗したらお店に頼む方法もあるのでご心配なく!
- シヤチハタ
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