婚姻届を出すには何が必要?
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結婚は人生の新しい幕開けです。
大事な人生イベントのひとつですから、できたらスムーズに行いたいものです。
婚姻届に必要なものは法務局「婚姻届」(http://www.moj.go.jp/ONLINE/FAMILYREGISTER/5-2.html)に掲載されています。
・婚姻届書
・本人が確認できる写真付きのもの
・印鑑
・証人2人
婚姻届書はもよりの役所や出張所などで入手ができます。記入見本を見て間違えないよう記入していきます。
運転免許証やマイナンバーカードなど本人だと確認できるものが必要となります。
その他、印鑑と20歳以上の証人2人の署名と捺印が必要です。
では、この欄にはどんな印鑑を捺せばいいのでしょうか。
届出人の欄に捺す印鑑は?
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「届出人(署名押印)」と書かれた欄には旧姓で名前を書いて、印鑑を捺します。この届け出用紙を提出した後から新しい名字になるので、この用紙ではまだ旧姓を用います。
また、ここで使う印鑑は、シャチハタ以外で朱肉を使うものなら何でもかまいません。
なぜ、シャチハタがダメかというと実はシャチハタはゴムでできているから。ゴム印は劣化すると変形するため、正式な書類では使用が認められていません。
ですから、朱肉を使う印鑑なら、名字でなく名前であったとしてもかまわないのです。ですから、実印でも銀行印でも、認印でも手続き上は問題ありません。
ただし、証人が親兄弟で同じ名字の場合、同じ印鑑を使わず、別々の印鑑を使わないと、別の人であるということが証明できません。ですから、たとえ同じ名字であっても別々の印鑑を使わなければいけません。
用意すべき印鑑
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新しい名字になったら、印鑑が必要となります。氏名変更の手続きは意外とたくさんあって面倒なものです。
・銀行口座の氏名変更
・印鑑登録の変更
・国民健康保険などの氏名変更…
といろいろあります。その他、印鑑を捺すことが少なくなったとはいえ宅配便や書留の受け取りにも認印が必要です。
あれもこれも変えないといけないと思うとたいへんですが、しかし、女性は結婚すると名字が変わる可能性が大。でも、名前だけの印鑑なら、結婚後も使えるので便利です。
また、公的な書類にも捺せますし、実印や銀行印としても使えます。ですから、1本は持っていると便利に使えます。
実印は住宅購入や保証人、相続といったときに使うものだから、フルネームが当たり前だと思われているかもしれません。
しかし、実は各市町村が制定する印鑑条例の印鑑登録の規定によると
①住民票に登録されている氏名
②名字のみ
③名前のみ
④または氏と名の一部を組み合わせたもの
と定められているところがほとんどです。ですから、名前だけも正式に認められているのです。
もちろん、新しい名字でも名前だけの印鑑でも◎。
記念になる実印や認印を作ってみては?
実印を作る場合、女性には12㎜から15㎜までのものが好まれます。柘ならいつまでも変わることのない木のぬくもりを感じることができます。
認印を作る場合、女性には10.5㎜から12㎜までのものが好まれます。
新しい人生のスタートを記念して、ぜひ、新しい印鑑を作ってみましょう。人生の記念日には必ず印鑑を作ってその証しを手元に残してください。後から振り返れるのでいい記念になるはずです。
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