「はんこが擦れてしまいうまく押せない」
「朱肉が乾いておらず汚してしまった」
という経験は誰にでもあるでしょう。
就活でのエントリーシートや履歴書、社会人になってからの重要な契約の際。
大事な時こそ、キレイにはんこを捺したいと思うはずです。
今回は、はんこをキレイに捺すための3つのコツをご紹介します。
はんこをキレイに捺すには、
「はんこの持ち方」「朱肉の付け方」「はんこを捺す場所」が大切なのです。
正しいはんこの捺し方
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お箸と同じように、はんこにも正しい持ち方・捺し方があります。
一般的に、女性ははんこを捺す力が弱く、男性は強すぎてキレイに捺すことができないと言われています。
まずは、はんこの持ち方、捺し方を正しく理解しましょう。
はんこの持ち方
はんこの持ち方で気をつけるべきなのは、指の位置。
まず利き手の人差し指を、印面の文字の真上に当てます。
この時、親指の腹、中指の横をはんこに当て、3点で支えます。
そして印鑑の尻の部分を、手の腹にしっかりと当てます。
捺すときは、反対の手で上から押さえると、さらに良いでしょう。
はんこの捺し方
次にはんこの捺し方です。
はんこは、紙に対して垂直に捺すのが基本です。
そして捺すときは、「の」の字を書くように力を入れるのがコツです。
これは力の入れ方のコツです。
重心を前後左右に移動させるイメージです。
押した後は、真上にゆっくりと離します。
正しい朱肉の付け方
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印面が擦れないように、朱肉をギュッとつけてはいませんか?
大半の人が、朱肉のつけすぎで書類を汚しています。
朱肉をつけすぎると以下のようなことが起こります。
・朱肉がにじむ
・ラクトなど朱肉が付きにくい材質の場合は、はんこが滑ってしまう
・印影が乾きにくく汚れやすい
朱肉は、軽くポンポンとつける程度でちょうど良いです。
もし、朱肉の色で印材が汚れている場合はつけすぎです。
捺印後はしっかりティッシュなどで汚れを拭き取りましょう。
また、朱肉に関してのポイントを紹介します。
・なるべく新しい朱肉を使うこと。古い朱肉は印鑑を傷つけてしまう恐れがあります。
・印鑑ケースに入っている小さい朱肉は、インクが均一に付きにくく、さらに力を入れすぎて印面が目詰まりしてしまう可能性があります。
なるべく使わないことをおすすめします。
・スタンプ台は使わない
朱肉とスタンプ台では使っているインクの種類が違います。
スタンプ台のインクを使っていると、印面が傷ついてしまう恐れがあります。
スタンプ台と朱肉は混同しないようにしましょう。
捺印マットを使おう
はんこを捺す場所は平らなところが基本です。
意外と机の上は平らでないことを知っていますか?
・机が斜めにかたむいている
・机の材質がざらざらで凸凹している
・机が汚れていて消しかすなどが落ちている
こういった些細なことで印鑑は擦れてしまうことがあるので、はんこを捺すときは捺印マットを使うことをおすすめします。
捺印マットは安定してキレイに捺すための必須アイテム。
クッションになっていて滑りにくいのも特徴です。
おすすめ商品:印マット
印マットは、印材に優しい素材でできています、
また捺印時はソフトな感触なのが特徴。
気温の変化により、柔なくなったり硬くなったりすることが少ない素材を使用していますが、使うときは、高温や日の当たる場所を避けて利用しましょう。
おすすめ商品:ディズニーキャラクターシリーズ 印マット
大人気、シャチハタのディズニーキャラクターシリーズ。
ミッキーマウスの形をした、デスクに置いておくだけで可愛い印マットです。
材質はソフトなシリコン素材。
カラーは、ブラック、レッド、ピンクの3種類です。
はんこのかすれを訂正する場合
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はんこをキレイに捺すには、「正しい持ち方・捺し方」「朱肉の量」「捺印マットの使用」が大切であることが分かりました。
はんこは、人差し指と親指、中指で支え、垂直にまっすぐ捺す。
「の」の字を書くように重心をかけると、インクがキレイに付きます。
そして朱肉はつけすぎないこと。
朱肉のつけすぎは、印面を痛め、目詰まりを起こして使えなくなってしまうことがあります。
捺印マットを使えば、平らな場所でキレイに捺印ができます。
最後に、はんこがかすれてしまった場合の対処法を教えます。
訂正するときに、二重線を引いてその隣に捺すという方がいます。
実はこれは正しくありません。
なぜなら、二重線だとあとから偽造されても分からないからです。
かすれてしまった印影から、少しずらして再度捺印するのが正しい方法です。
簡単な書類など、訂正が効く場合は利用してみてください。
知識
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