履歴書を書くときの基本ルール
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履歴書はあらかじめフォーマットが決まっています。ただ、メーカーによっては、項目の欄の大きさ、内容、印鑑の欄のあるなしなどが多少違っています。
ここでどうしても働きたい! と思ってみても雑な履歴書を持参していっては、熱意は相手には伝わらないものです。
自信がなければパソコンで作成しても構いませんが、手書きからイメージする採用担当者もいます。
■日付を必ず記入すること
日付は郵送または持参する当日の日付にします。
後で書こうと思っていると忘れてしまうこともあります。必ず、持って行く前にもう一度チェックをするのを忘れないようにしましょう。
■氏名ははっきりと
かんたんな名字ならいいですが、中には読み方が難しい名字もあります。氏名は姓と名前の間に少し間を空けておくと読みやすくなります。
また、「ふりがな」「フリガナ」と書かれてある欄には随時、名前にふりがな、またはフリガナをふっておきましょう。
■写真は3カ月以内のものを
写真は第一印象に大きな影響を与えるので、仕事にふさわしい服装や化粧をしたものを貼り付けましょう。
男性の場合は、スーツは黒や紺など濃い目の色で白シャツにネクタイ着用、女性の場合も黒、紺、グレーなどの濃い目のスーツに白シャツで派手過ぎないメイクがベターです。
髪が長い人は顔が隠れないように撮るようにします。女性ならロングヘアの人は後ろで結ぶようにすれば清潔感ができます。
サイズは2.4×3cmまたは3×4cmが一般的で3カ月以内に撮影したものを用意しましょう。
時間があれば「写真館での撮影」、なければ「スピード写真」を利用します。決してプリクラや加工した写真を貼らないようにしましょう。面接したときに同一人物かどうか疑わしいと怪しまれてしまいます。
学歴の正しい書き方とポイント
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「学歴・職歴欄」は、いつどこでどのような教育を受けたかがひとめでわかるものです。
年を取る毎にあやふやになってしまう入学・卒業年月は自動計算機能を使って確認しましょう。
「学歴・職歴欄」を記入する時のポイントは以下となります。
・学校名、学部・学科名は省略せずに正式名で記入すること
・義務教育は卒業年次のみ記入すること(義務教育の記載は省いてもOK)
・入学、卒業の年は和暦か西暦表記のいずれかに統一すること
・大学の研究テーマや卒論は仕事に活かせるなら記入しておくと◎
学歴をどこから書くかに明確な決まりはありません。
ただし、高校以降は義務教育ではないため、どのような高校にいつ入学し、卒業したのをわかるよう、高校入学から書くのが一般的です。
学校名は「○○高校」ではなく、省略せずに「○○高等学校」と書きます。学部名や学科名についても同様です。
中退や休学した場合は「家庭の事情により中途退学」などと、簡潔に理由を記入しておくようにします。学歴欄に誤りがあるとトラブルや学歴詐称になってしまうので、ウソ偽りなく正しく書くようにします。
また、採用担当者は学校名を見て知名度や偏差値で単に評価を下すわけではありません。
履歴書に捺すはんこの種類は?
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履歴書には、はんこを捺すための押印欄があるものとないものがあります。
以前は必ず履歴書にはんこを捺す欄がありました。ところが、平成9年(1997年)政府により「申請負担軽減対策」に基づき、「押印見直しガイドライン」が制定されたことにより、押印欄のない履歴書が増えてきました。
ですから、押印欄のない履歴書ならはんこを捺す必要はありません。
ただし、欄がある場合や、採用担当者から「はんこを捺すように」と指示された場合は押印が必要となります。指示された場合、どこに捺せばいいのかというと氏名の右横に捺しておきましょう。
ここで問題になるのが、履歴書に押印するはんこはどんなものを捺せばいいのかということです。実印なのか、認印なのか、それともシャチハタでもいいのか迷うと思います。
必ず、提出する文書などに捺すはんこは朱肉のいるはんこを捺すようにしましょう。大切な書類だからと実印は捺さないこと。
万が一、実印や銀行印を捺してしまうと、どこかに流出してしまうことも考えられるので、悪用されないためにも必ず認印を使うようにしましょう。
朱肉が不要なシャチハタでもいいでしょ、わからないでしょ? と思うかもしれません。しかし、実はシャチハタのインクと朱肉は乾いたときに色が違ってくるため、見る人が見れば、どちらを使っているのかがわかってしまうのです。
また、シャチハタで捺した押印は長く保存しているとボケてきたり、水に濡れるとにじんでしまう恐れがあるので保存には向きません。公的文書や重要書類にはシャチハタ印を捺さないこと。これが原則です。覚えておくことも社会の一員として大事なことです。
社会に出れば、はんこを捺すことも多くなるので、この際、きちんとしたものを1本持っておくと便利です。
おすすめはシヤチハタの認印です。
ネットで注文すればかんたんですし、また仕上がりぐあいもすぐにチェックすることができます。
書体、大きさ、印材を選ぶだけなのでかんたんに作ることができますよ。きちんとしたはんこを持っておくことは社会人として大事なことです。きちんとしたものを1本作っておけば、人前で捺しても恥ずかしくはありません。
この際、いいはんこを1本、ここで作っておくようにしましょう。
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