実印を使う時ってどんなとき?
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実印ははっきりいってあまり使うことがない印鑑です。では、実際、どんなシーンで登場するのでしょうか。
・不動産を取引するとき
マンション、家、土地などの不動産を購入したり、売却するとき
・ローンを組むとき
住宅を購入したとき、車を購入したときに分割払いするとき
・自動車を売却・譲渡するとき
車を売ったり、譲るとき
・遺産相続をするとき
・保険金を受け取るとき
・会社を設立するとき
などがあげられます。
これらの取引を行うときは諸々の書類はもちろんのこと実印だけでなく、印鑑登録証をセットにして提出します。この2つをセットで提示することで本人であるという証拠として法的に認められるようになるのです。
ただ、会社を経営している人にとっては、融資を受けたり、ファックス複合機といった大きなものをレンタルするときにも個人の実印が必要になります。
このように大きな買い物をするとき以外は出番があまりないせいか、実印は忘れがちな存在の印鑑のひとつです。銀行印も同じで、最初に通帳を作ったらあとはキャッシュカードだけで出番はなくなります。
そのため、何年かぶりに見たらカビが生えていたなどということがないよう、保存場所はきちんとしたところにしましょう。
女性が実印を作るとき
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さて、実印を実際に作ろうと思ったとき、彫ってもらう名前はフルネームだけと思っていませんか。
たいていフルネームで作ってあるので、フルネームでしか作れないと思っている人が多いようです。実はフルネーム、名字のみ、名前のみのいずれかで作ることができます。
実はこの3種類から選ぶことができるのです。印鑑を捺したときに名前のみ、名字のみだと何だか見慣れないせいかヘンな感じがしますが、それでも名前だけで印鑑登録が可能なのです。
役所にしては意外に柔軟な対応をしていることがわかり、初めて知ったときは驚くものです。
なぜ、名前だけで作れるのかというと、女性は結婚すればたいていの場合、姓が変わるもの。
ですから、最初から名前だけにしておけば、結婚後もその印鑑が使えるということになります。そもそも実印はあまり使うことのない印鑑ですから、名前だけで作れば一生使えることになります。
また、近い将来、結婚を控えている人は名前だけで作っておけば、作り替えせずに使えますので節約できるというわけです。
ただし、フルネームで作ってしまった場合、結婚して姓が変わってしまったら作り直さなければいけません。女性でも会社を経営していれば会社設立時に実印を作ることが多いため、そんなときはフルネームで作ることが多いようです。
女性の実印は控えめサイズが◎
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実印は自分の分身のようなもの。これがあれば、給料の何千倍ものものが購入できるのですから。
作るタイミングは人それぞれです。たいていの場合、必要だとわかってからオーダーしていますが、たとえば就職するときや、結婚するときに作るのも手です。就職も結婚も人生にとっては大きなイベントです。
結婚してしまえば、もう名字は変わることはないかもしれませんが、万が一のことを考えてフルネームでなく名前だけというのもいいでしょう。
実印はどの印鑑よりも高価なので、たいてい一生に一度だけ作るものです。
女性用実印のサイズは比較的小さめな13.5ミリから18.0ミリが一般的なサイズです。大きな25.0ミリのもものあります。
中でも女性におすすめのサイズは、控えめな15.0ミリまたは13.5ミリです。男性よりも小さめが良いとされています。
夫婦の場合、妻は夫よりも小さい実印を作ることで夫を立てるという意味を持つからです。何だかまだまだ男性優位のような習慣が残っていますが、昔からの習慣であるならそれもよしです。家庭がうまくいくなら、それでもいいものです。
また、女性は男性よりも手が小さいのでこれも小さな印鑑を作る理由となっています。
■「実印」を作るなら即オーダーで
おすすめはスタンプボックスの実印です。
印材は柘、チタンなど好みの素材や書体が選べます。また、イメージも画面で確認ができるのでわかりやすいという特徴もあります。
一生に一度作る実印は、一生ものと考えて、彫る名前、素材、書体などをよく考えてからオーダーをするようにしましょう。
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