子どもが口に入れちゃっても大丈夫!?かんてんねんどとは?

子どもが口に入れちゃっても大丈夫!?かんてんねんどとは?

子どもは粘土を舐めたり、食べたりしがち。食品素材である寒天で作られた粘土を使えば安心して遊ぶことができるようになります。色を混ぜて色彩感覚も養える、かんてんねんどをご紹介します。 2020年01月09日作成

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子どもは粘土を舐めたり、食べたりしがち。食品素材である寒天で作られた粘土を使えば安心して遊ぶことができるようになります。色を混ぜて色彩感覚も養える、かんてんねんどをご紹介します。 2020年01月09日作成

TOPIC 01

何でもパクッ…と食べてしまうのが子ども

出典元:https://www.shutterstock.com

小さな子どもは何でも口に入れてしまいます。そうやっていろんなことを学習していくのでしょうが、見ているほうはたまりません。

たとえば、ガム。道端に落ちている誰がかが吐き捨てたチューインガムを指先で器用にピッとつまみ、戸惑うことなくお口へ。

思わず、見ていた親は悲鳴をあげてしまうことでしょう。

クレヨンや粘土も同じです。

与えれば夢中になって遊んでくれるので、このスキに…とばかりにトイレに行ったり、家事をしている間、静かだなと思ったら…クレヨンを舐めたりかじったり、はたまた口の中が粘土でパンパンになっていたということもあります。

万が一なにかを食べてしまっていたら、口の中にまだ残骸があるなら掻き出します。
うがいをさせたり、口を開かせてきれいに取ってあげましょう。

しかし、ここで気になるのは健康被害です。

クレヨンや粘土は多少食べたとしても中毒の心配はありません。ただ、油粘土を大量に食べてしまったときは吐き気や下痢が起こることがあるので、病院に連れて行くようにしましょう。
小児救急電話相談に相談してみることもおすすめです。

TOPIC 02

種類が多いイマドキ粘土

出典元:https://www.shutterstock.com

昔の粘土は脂ぎっていて、硬く、しかも古くなると何だかヘンなニオイがするものでした。

しかし、今ではいろんな素材のものがあり、色もカラフルで安全です。また、粘土によっては色をつけることができるもの、磨けば光るもの、オーブンで焼くと硬くなるもの……と、作るものによっても選ぶことができます。

粘土は主成分によって紙、石粉、木粉、油脂、樹脂系などに分けることができます。

では、それぞれの特徴と違いを知り、子どもの成長に合わせて使い分けていくようにすれば、いい思い出として残すこともできますね。

乾燥すると硬くなる「樹脂系粘土」

樹脂を材料にし、自然乾燥で固まる粘土のこと。軽量のもの、透明になるものや耐水性があるものも。

樹脂系粘土は乾くとプラスチックのようになるのが特徴です。色をつけたいときは絵の具やアクリル絵具を加えます。

また、110~130度のオーブンで焼くと、さらに硬くなるので、特にアクセサリー作りに向いた粘土です。

乾けばまるで木!「木粉(もくふん)粘土」

木粉粘土とは、廃材や鉛筆の削りかすなどを粉にして作ったエコな粘土のこと。こねているとほんのりと木の香りが漂ってきます。

自然乾燥で固まると軽くなり、見た目はまるで木のようになります。彫刻刀などを使えば彫ることもできます。

また、たとえ壊れてしまったとしても木工用ボンドでかんたんに修正ができるので安心ですし、ずっと残しておけるので成長記録としても使えます。

乾けばまるで石のようになる「石粉(せきふん)粘土」

名前の通り、石の粉で作った粘土のこと。自然乾燥すると石のように硬化します。硬くなれば彫刻や研磨もできるので名前や製作日を入れることもできます。

着色するときは水性絵具かアクリル絵具を用います。

ひび割れしにくい「紙粘土」

細かく裁断された紙に糊などを加えたり、パルプ繊維を加えた粘土のこと。重量タイプと軽量タイプがあります。軽量タイプなら小さな子どもでもかんたんに扱うことができます。

紙粘土は自然乾燥で固まりますが、衝撃や水に弱いのが難点です。

しかし、ひび割れしにくいので人形やアクセサリーなどを作れば、身につけたりすることもできる便利な粘土です。絵具を混ぜてよくこねれば色もつけらます。

何度も作り直せる「油粘土」

陶磁器、耐火材の原料カオリンや鉱物性油などを混ぜて作った粘土のこと。油脂ベースでできているため、伸びがよく使いやすいのが特徴です。

コシもあり、伸びやすいのですが、こねていると手が油でギトギトしてくるのが難点です。ただ、何回も作り直しができるので粘土遊びには最適な粘土です。

成長に合わせて、与える粘土をうまく使い分けていくのがポイントです。

TOPIC 03

安心安全の「かんてんねんど」の6つの特徴

ある程度大きくなれば目を離してもだいじょうぶですが、小さなうちは何をしでかすかわからないのが子どもです。

ですから、小さなうちは万が一舐めても食べてしまっても安心できる粘土を与えるようにしましょう。

おすすすめは「かんてんねんど」です。

その名の通り、寒天で作られた粘土ですから、安心安全です。

「かんてんねんど」の特徴を見ていきましょう。

特徴1 アレルギーの心配が少ない

寒天は小麦などと比べて、アレルギーの心配が少ない素材です。そのため敏感肌の子どもでも安心して遊ぶことができます。

特徴2 手にくっつきにくい

「かんてんねんど」は手にくっつきにくいので、集中して遊ぶことができます。手にくっつくと洋服や髪の毛にもついてしまう恐れがあります。また、どうしてこんなところに粘土がついているの? という心配もありません。

また、小さな子どもは集中力が長続きしないものです。手が汚れると粘土遊びから手の汚れのほうに気が取られてしまいます。くっつきにくいので粘土板がなくても遊べます。

特徴3 掃除がラク

粘土遊びはポロポロと細かいカスが落ちてしまうことが多いので掃除がたいへんですが、「かんてんねんど」はそんな心配も不要。後片付けもラクです。

特徴4 体に入ってしまっても安全

小さな子どもが舐めたり、食べたりしてしまっても、素材は寒天なので安全です。

特徴5 ヘンなにおいも少ない

粘土特有のヘンなにおいも少ないので、気にすることなく遊ぶことができます。

特徴6 色彩感覚を養うことができる

赤、黄色、青、黒、白と5色がセットになっているので、色を混ぜると違う色になるということを遊びながら学ぶことができます。

ぜひ、安心安全な「かんてんねんど」で子どもと一緒に粘土遊びをしてみましょう。

子どもより夢中になってしまうかもしれませんが、童心に返れば、遠い過去をふと思い出して懐かしむことで、きっと日頃のストレスも発散できますよ。

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