銀行印が見つからない! どうすればいい?
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銀行印は登録した後は、ほとんど使う機会はありません。ATMの普及により、銀行だけでなくコンビニやスーパーなどでも用が足りるようになったからです。
そのため、いざ使おうとすると、
・どの印鑑だったのかわからない
・印鑑をどこにしまったのか思い出せない
・置いたはずの印鑑が見当たらない
ということがあります。
認印ならまた買えばいいとあきらめもつきますが、銀行印ではそうもいきません。
銀行印は大事なお金を預けている大切な印鑑です。
あちこちを探しまくり、それでも見つかればいいのですが、見つからないと、今度はいつ最後に使ったのかと考え始めます。
思い出せないときはあきらめもつきますが、ひょっとしてあの時、落としたかもしれませんし、ひょっとしたら置き忘れたのかもしれません。
しかし、ここで焦ってみても始まらないので、ここはまずは落ち着いて行動することが大事です。
銀行印がどうしてもない場合は、盗難の恐れもありますので、後でいいと思わず、気づいた時点で変更してしまうのがいちばんです。
また、久しぶりに使おうとしたら、いつの間にか欠けていたというときも同じです。
どこを探しても銀行印が見つからないときは、他になくなったものはないでしょうか。
他の銀行や証書、キャッシュカードがそろっているかを確かめて下さい。
もし、それらもないようなら、すみやかに手続きを取る必要があります。
では、どうすればいいのでしょうか。
印鑑を紛失してしまったときの手続きは?
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今では多くの銀行が24時間対応の「喪失受付センター」などのコールセンターを設けています。たとえ、深夜や早朝であったとしてもそれぞれの金融機関に連絡をするようにしましょう。
全国銀行協会(https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-f/7489/)のHPでは「キャッシュカードや通帳等の盗難・紛失時のご連絡先<令和元年度版>」のPDF版があります。ここで各金融機関の連絡先が確認できます。
連絡をすると、すぐにその印鑑を使った口座での取引は全て停止されます。
紛失した印鑑の使用を止めたら、今度は新しい印鑑を持って窓口へ行き、登録しなければいけません。
その際、必要なものは以下の3点となります。(ただし、金融機関によっては照会状などが必要となる場合もあるので必要なものを確認しておくようにしましょう。)
・通帳
・新しい銀行印
・本人確認書類
銀行印はシヤチハタではなく、朱肉を使う印鑑となります。注文して届くまでには少なくても数日はかかりますので、紛失の連絡をしたら、すぐに注文するようにしましょう。
ネットでの注文ならいつでも気軽にできますし、書体を選んでプレビューすればすぐにチェックができるのでイメージもつかみやすいもの。
スタンプボックス(https://www.stamp-box.jp/)では、
1書体を選ぶ
篆書体、印相体、古印体、隷書体、行書体、楷書体の全6書体から選べます。書体を選んでもなかなかイメージするのは難しいものですが、こんなときはプレビューをするうことで、かんたんにイメージをつかむことができます。
2サイズを選ぶ
女性と男性ではおすすめの大きさも違います。女性なら12ミリまたは13.5ミリ、男性なら13.5ミリ、または15ミリがおすすめです。
3材質を選ぶ
材質は柘、黒水牛、牛角、黒檀、楓、彩樺赤、彩樺黒、チタンがそろっています。予算や好みから選びましょう。
上記の3点を選んでいけば、スムーズに注文することができるのでおすすめです。
新しい銀行印が届いたら、窓口で手続きを行います。
窓口に行けないときは代理人でもOK?
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基本的に銀行が開いているのは、平日の9:00~15:00までです。
いくらもよりの銀行といっても、働いている方にとっては、なかなか厳しい時間帯でしょう。
ただ、中にはりそな銀行のようには平日8:40~17:00と営業時間が長く、手続きが行いやすいところもあります。
どうしてもムリな場合は、代理人で銀行印の変更ができるかどうかを確かめましょう。紛失の連絡をするときにこれも聞いておくと、何度も連絡をしなくて済みます。
代理人が変更手続きに必要なものは以下の3点です。
1代理人の顔写真付き身分証明書
2本人の身分証のコピー
3委任状
代理人による変更手続きは、犯罪防止のため金融機関側もしっかりとチェックされますので、ミスのないよう必要なものをそろえておきましょう。
また、委任状は各金融機関ごとに違った書式となります。HPなどでダウンロードできるところもあるので、これも作成する前に確認しておきましょう。
悪用されてしまうという恐れもあるため、窓口での手続きはある程度時間がかかると思って下さい。ひょっとしたら何度も足を運ばなければならないかもしれません。
銀行印は窓口で手続きが終わり次第、すぐに使えるようになります。ですから、特に急ぐ場合は、何とか都合をつけて本人が行くようにしたほうが早いでしょう。
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