「とりあえず口に入れる」子どもの習性
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小さな子どもは何でも拾って口に入れてしまいます。指先が発達しているのでゴマのように小さなものでもピッとつまんでアグッと口に入れます。
ティッシュの切れ端、リモコンなど、部屋にあるものを手当たり次第つまんで舐めます。舐めたものは一目瞭然。ものすごい量のヨダレ付きなのですぐわかります。
軽い物を握れるようになるのが、だいたい生後二ヶ月頃。タオルやおしゃぶりを握り始め、そして口に入れるようになります。
寝ているだけだった赤ちゃんがいろんな声を出し始め、足首をぐるぐると動かしたりもします。一つずつ、確認をしているのでしょうか。
舐めることで脳の動きを活発化すると言われていますが、酸っぱいレモンや辛いものを口に入れると火が付いたようになくことから、驚くということも学んでいるのでしょう。
ハイハイする頃になると、ちょっと目を離した隙にものを口に入れてしまうことが心配でたまりません。だからといって身の回りのものすべてを消毒するわけにもいきませんが、それほど神経質になる必要もないようです。
もちろん、ある程度は必要です。洗えるものは適度に洗って、清潔を保つのはとうぜんですが、赤ちゃんもいろんな菌を取り入れ、抵抗力を養う時期。今後、生きていくために必要な訓練をしているのです。
ただし、ボタン電池など、口に入れると飲み込んでしまう恐れのあるものは、赤ちゃんの手に届かないところに置いておくようにしましょう。
口に入れて安全確認をしている?
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では、なぜ舐めるのでしょうか。
小さな子どもは視力がまだ弱いため、口に入れて確認することしかできません。そのため、口に入れて硬さや柔らかさといったことをチェックしているのです。
そのため、たとえば公園の砂場に連れて行き、目を離すと口をもぐもぐしているなと思ったら、なんと砂が口の中にいっぱい入っていた…なんてこともよくあることです。
子どもは平気でもお母さんが大慌てしていて、思わず笑ってしまいそうになる光景です。
また、小さな赤ちゃんはお母さんのお乳を吸うだけですが、しばらくするとだんだんと指を舐めたり、近くにあるものを口に入れるようになります。
3歳ぐらいまでは気持ちを落ち着けるために「吸う」ことがよく見られます。おしゃぶりを離さなかったり、指をずっとしゃぶっていてふやけていたり…。
止めさせようとやっきになっても止めさせられず、悩んでいるお母さんもいます。しかし、親が心配するほどのこともなく、自然となくなっていくのがほとんどです。
ただ、中にはそれがクセになってしまうこともあるので、4歳以降も同じ行為が見られるようなら、どんな時にその行為が出てくるのかをチェックしてみましょう。
一種のストレス解消としてしていることもあるので注意が必要です。
もしも、シヤチハタを舐めていたら…
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ふと気がついたら、子どもが
「はんこを手に持ち、舐めていた」
または
「朱肉を持ってペロペロッ…」
こんなときはどうすればいいのでしょうか。
ここで大人が大きな声を上げると、子どもはびっくりして口に入っているものを飲み込んでしまうことがあります。まずは落ち着いてフタつきのものならフを飲み込んでいないかをまずはチェックします。
シヤチハタで使われているインキには重金属、劇物、毒物等は入っていませんので安全です。
しかし、食べ物ではありません。
子どもが舐めた程度であれば、口の中に入ったインキを吐き出させます。自分で吐き出せない小さな子どもなら口の中を柔らかい布などで拭くなどして取り除くようにしましょう。
その後、水か牛乳を飲ませて様子を見るようにします。もし、下痢や嘔吐があったら受診するようにしましょう。
子どもは何でも口に入れてしまいます。口に入れるとまずいものは手が届かない場所に置いておくように心がけましょう。
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