はんこを紛失?もしもの時にやるべきこと

はんこを紛失?もしもの時にやるべきこと

実印や銀行印といった大事なはんこをなくしてしまったときはどうすればいいのでしょうか。紛失してしまった時の対処方法を見ていきましょう。
2019年05月20日作成

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実印や銀行印といった大事なはんこをなくしてしまったときはどうすればいいのでしょうか。紛失してしまった時の対処方法を見ていきましょう。
2019年05月20日作成

はんこを紛失してしまったらすぐに届け出を

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いざ使おうと思ったら、実印や銀行印がいつもの場所にない! 大慌てで探したけれど見つからなかった…。そんな時はどうしたらいいのでしょうか。

まず、最後に使ったのはいつだったのかを、落ち着いて考えてみましょう。ひょっとしたら、いつもと違う場所に置いてしまったということはありませんか。探しても見つからない時は『面倒だから、そのままにしておいてもいいかな…』『忙しいから後でもいいや』ではいけません。

実印や銀行印が悪人に拾われてしまった時のことを想定して下さい。ひょっとしたら、勝手に連帯保証人やローンを組まされるという「なりすまし」ということも考えられますので、紛失したのがわかったらすぐに届け出を出しましょう。

さらに、銀行印と実印が一緒という方は、より危険のリスクが高まります。悪用されないためにも、必ず銀行印と実印は必ず分けるようにしましょう。

まず、実印を紛失したことがわかったら、すぐに市町村役場へ連絡し、その後、廃印手続きを取ります。役所にある印鑑登録廃止・登録証亡失届書(ぼうしつとどけ)に記入し、窓口に提出すれば印鑑登録を廃止できます。廃止をしたら、一緒に新規登録の手続きをする必要があります。

銀行印の場合は、銀行へ紛失届を提出します。

新しいはんこを作って新たに印鑑登録を

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市区町村や銀行で紛失届を出せば、以前の実印や銀行印は効力を失います。これで悪用される心配はなくなりました。

次に、銀行印や実印を新しく作り直して、改印届を出す必要があります。新しくはんこを作り直すのは手間がかかることですが、今ではネットでオーダーして簡単に作ることができるようになりました。ですから、どんなに忙しくてもなるべく早く作ってしまいましょう。

まず、実印は作ったときと同じで「印鑑登録申請書」に記入して提出するだけです。身分証明書も忘れずに持っていくようにします。

また、忙しくて窓口が開いている時間に行けないという方は、代理人でも可能。ただし、委任状が必要となるので用意する必要があります。今では委任状のサンプルなどが自治体のホームページにも載っていますので、確かめてみましょう。

わからない場合は電話で問い合わせてみるのも手です。

次に銀行印も作ったときと同様、新しいはんこが用意できたら、免許証など「顔写真付きの本人確認書類」と「通帳」を用意して、窓口で手続きを取ります。

保管場所に気をつけよう

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実印や銀行印をなくした事に気がつかず、時間が経っていることも考えられます。万が一のことを考えて、警察に実印の紛失届や盗難届も出しておきましょう。

では紛失しないよう今後、どんなことに気をつければいいでしょうか。

盗難にあった時に、一番まずいのが実印と印鑑証明書を一緒に置いておくことです。両方一緒でないと効力を発揮しないのに、きちんと揃っているのでは、泥棒も思わず嬉しくなって笑ってしまうかもしれません。

そうさせないためにも、別々に保管をするようにしましょう。それと、免許証やマイナンバーと一緒の保管方法もまずいので、それらは全てバラバラにしておくようにしましょう。

バラバラに置いておくとわからなくなるようなら、金庫に入れておくことで安心できます。


実印や銀行といった大事なはんこは、自分の分身のようなものです。大切にしなければいけないものなのですが、普段は使わないものですから、忘れがちになってしまうのもしかたがありません。しかし、悪用されてしまうととんでもないことになってしまうので、紛失に気づいたら、すぐに停止するようにしましょう。

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