「消しゴムはんこ」って?
出典元:https://www.shutterstock.com
消しゴムはんこは、材料が柔らかいから彫りやすく、かんたんにできるのが最大の特徴です。そのほか、画用紙や布はもちろんのこと凹凸のある紙にも押すことができます。
彫るのが苦手なら、彫らずにカットするだけでも立派な模様を生み出すことができます。丸、三角、四角…とカットしたら、スタンプしていけば、それだけでいろんな絵も描けますし、模様だって作ることができます。何でも工夫次第。不器用だからと臆せずに、自由に、そして楽しく作ってみましょう。
そのまま利用する「消しゴムはんこ」
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消しゴムを彫らずに、そのまま、またはカットだけして利用してみましょう。
消しゴムは長方形のものが多いので、長い辺と短い辺を組み合わせて使うだけでも大丈夫です。
長い辺を等間隔に捺していきます。かんたんな方法ですが、捺してあるのと捺してないものを比べると、見た目はまったく違ってきます。ものはひと手間加えるだけで、見違えるものです。
この時、色を変えてもいいですし、濃淡をつけてもいいでしょう。また、同じ色でも何度か捺せばかすれたような色合いになり、渋みも出すことができます。
これに短い辺を加えるのもありです。ジグザクにしたり、交差させたり、アイデアは無限大です。いろんな形にカットして、絵を描いてもいいでしょう。
彫って楽しむ「消しゴムはんこ」作り
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次に、消しゴムを彫ってみましょう。
用意するものは、細めのカッターまたは彫刻刀です。普通のカッターナイフより細かい部分が掘りやすい「デザインナイフ」というものもあります。これは100均でも見つけることが可能です。
そのほか、下にキズがつかないようにするためにカッターマット、図柄をトレースするために鉛筆とトレーシングペーパーを用意しましょう。
彫りたい絵が見つかったら、それをトレーシングペーパーの上から鉛筆でなぞっていきます。このとき、しっかりワクだけをなぞることが大切です。
次にトレーシングペーパーを裏返してから、消しゴムにあて、図案の上を固いものでこすって鉛筆でなぞった線を消しゴムに転写していきます。絵の周りは最低でも2~3mmほどは空きができるようにします。
はんこですから、図案の中を掘るのではなく、デザインナイフで外側を掘っていきます。これを間違えないようにします。
図の外側に刃を入れ、手は固定し、消しゴムを回しながら切れ込みを入れていきます。このとき、デザインナイフは立てずに45度くらいに寝かせるのがポイントです。
細かい部分が掘りづらいと思ったら一度刃を抜いて、消しゴムの向きを変えるようにすると彫りやすくなります。
図の外側はいらない部分ですから、カッターでカットしましょう。こうすることで捺すときに余分なインクもつかず、周囲や手を汚す心配もなくなります。
スタンプ台を選ぼう
「シヤチハタスタンプ台」は紙に捺すと約3秒で乾いて、キレイな印影が残せるのが特徴です。メインは紫、赤、藍色、黒、朱色、緑の6色、盤面サイズは小、中、大、特大があります。
また、12色のカラーバリエーションがある「スタンプ工房 カラーシールインキ」は、布、木材(無塗装)、普通紙、和紙、革などにスタンプができます。盤面サイズは25×25mmです。
オリジナルの消しゴムはんこを作って、カーテンを作ったり、壁に貼ったりすれば、アクセントにもなります。部屋の模様替えや、会社の配置換えを行ってみてはいかがでしょうか。そんなときに消しゴムはんこが大活躍するかもしれません。
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