会社設立に必要不可欠な「印鑑セット」
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会社を設立するためには法務局に登記申請をしなければならず、会社専用のはんこが必要になります。
もちろんひとつでも足りますが、以下3種類の印鑑を用意するのが一般的です。
「代表者印」は会社の実印
代表者印というのは、「会社の実印」のことです。このはんこを使って法務局に届け出をすることになります。印鑑証明書の印影にはこのはんこが登録され、これ以降は融資を受けるときなどに必要となります。
個人の実印は名前が入りますが、これは会社の実印なので、会社名が入り個人名は入りません。一般的には直径18ミリの丸印で、外側に会社名が入り、内側は会社の形態によって違ってきます。たとえば、株式会社などの場合は「代表取締役印」、個人事業主の場合は「代表者印」と入ります。
2002年に商業登記法の一部が改正されたため、アルファベットの表記もできるようになりました。
「銀行印」は口座開設時に必要
銀行印は、口座を開設するときに銀行に届け出るはんこのことです。
もちろん、代表者印を兼ねることもできますが、取引のたびに持って歩いていると、紛失したり、落として破損したりすることも考えられますので、銀行取引専用の印鑑を作り、代表者印と銀行印は別に保管・管理しておくと良いでしょう。
銀行印は、代表者印と区別するために代表者印よりも一回り小さいものを作成すると見分けがつきます。
「社印」は領収書や請求書に捺印
社印は、会社名が入った四角い印鑑で「角印」「会社印」「社印」とも呼ばれ、領収書、見積書、請求書といった日々の業務で使用する各種書類に使われるものです。社名が入っていますが、法的には届け出る必要のない法人用の「認印」のことです。
角印は、右から左に向かって縦書きで会社名が入ります。
セットで購入するとケース付きのことが多く、重複購入のミスなく購入することができます。
ゴム製の「住所印」
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「住所印」は、一般的には、会社名や所在地、代表者名、電話番号、FAX番号が彫られているゴム印のことです。
住所印は横書きと縦書きのゴム印を両方を準備しておくと、より便利に使えます。
Xスタンパー
シャチハタの「Xスタンパー」は、ゴム製の住所印として大変便利です。大きく分けて以下の3種類があります。
・住所印1551号 Xスタンパー
「1551号」は印面サイズで15×51ミリ角を表しています。
住所、会社名の縦2行が入ります。
・住所印2060号 Xスタンパー
「2060号」は印面サイズで20×60ミリ角を表しています。
住所、会社名、部署名の縦3行が入ります。
・住所印2471号 Xスタンパー
「2471号」は印面サイズで24×71ミリ角を表しています。
住所、会社名、部署名、電話番号の縦4行が入ります。
「住所印 Xスタンパー」はいずれもインク6色、書体8書体から、また、横書きか縦書きを選ぶことができます。
シャチハタ 一行印
会社名、住所、電話番号など何度も書類に記入するのは面倒です。そんなときに使うと便利なのが、この一行印です。スタンプ台不要だから、捺すだけできれいに仕上げることができます。一行印は5×60ミリ角と8×60ミリ角の2種類があります。
・一行印0560号
「0560号」は印面サイズで5×60ミリ角を表しています。
・一行印0860号
「0860号」は印面サイズで8×60ミリ角を表しています。
インクは6色、書体8種類から選ぶことができます。
すぐ乾いてくれる「朱肉」
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「速乾朱肉」は、約3秒という速さで乾いてくれるので、手について手が赤くなるということもありません。
朱肉は通常タイプの円形のものと、コンパクトタイプ30号(30mm角)、40号(40mm角)の2種類があります。
コンパクトタイプは、シンプル、新鮮、スタイリッシュという代名詞が浮かぶ、日本を代表するデザイナー・深澤直人氏がデザインしたものです。2006年度グッドデザイン賞を受賞しました。
本体と蓋がヒンジで一体となっていて、独自のナノテクノロジーから生まれた新速乾朱油の採用により、スピーディーな速乾性能と色鮮やかな印影を両立しているものです。本体は再生樹脂を使用し、環境に配慮した作りとなっています。
ナノレベルでインキコントロールがされているため、滲むことなく、しかもきれいに速く乾き、くっくりはっきりとした印影が残せます。繰り返し使える補充式なので、いつまでも使えるのでお得です。
会社設立時にははんこが必要となりますので、会社の名前を考えたら、すぐにオーダーしておくようにしましょう。
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