親子印(組み合わせ印)とは
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親子印には以下のような特徴があります。
- 1. 時間短縮になる
- 領収書や請求書を出すときに、住所、会社名などひとつひとつ手書きだと時間がかかりますが、ポンと捺すだけで済むので時間短縮になります。
- 2. バラして使える
- 普通のゴム印と違い、住所だけ、会社名だけ、個人名だけ…と使いたいときに必要な分だけをバラして使うことができます。ですから、いくつもゴム印を持たなくてもいいので便利です。
- 3. 入れ替えが可能
- 住所、名前、電話番号を名前、電話、住所と順番を入れ替えて使うことができます。用途に応じて必要なものを使うことができます。
- 4. 追加ができる
- 個人名やメールアドレスを追加すれば、使い回しができます。また、引っ越したり、電話番号が変わったりしたときは部分的に替えればいいので経済的です。
- 5. レイアウト自由
- 文面は自由ですから、キャッチコピーもつけることができます。たとえば、会社名の横に「印刷ならおまかせです!」「スタンプのことなら何でも!」などというように、自由につけることができます。ちょっとした工夫でデザインがまったく違ったものになります。
親子印の作り方
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では、便利に使える親子印の作るにはどうすればいいのか、その作り方を見ていきましょう。
サイズを決める
サイズによって値段が違うので、どのくらいの大きさがいいのかをまず、決めます。
また、住所や会社名が長い場合、小さいサイズを選んでしまうと会社名が小さくなってしまう恐れもあります。ちょうどいい大きさに入るようにサイズはしっかりと選ぶ必要があります。
縦か横を決める
文字には縦書きと横書きがあるので文字方向を決めていきます。
書体を決める
書体によって読みやすさや雰囲気がまったく違ってきます。たとえ気に入った書体があったとしても、それが読みやすいかどうかは別です。オーソドックスな書体として、明朝体、ゴシック体、楷書体があげられます。
・明朝体
印刷用活字として生まれてきた書体で、横は細く、縦が太くなっているのが特徴です。新聞や書籍などもっとも多く使われています。読みやすく、またなじみのある書体なので、小さな文字でもきれいに見えます。住所印をはじめ、様々なゴム印で使用されることの多い、人気のある書体で、きっちりとした印象を与えます。
・ゴシック体
縦も横画も同じ太さで、角ばっている書体です。ゴシック体には角ゴシック体と丸ゴシック体があり、その名の通り、角ゴシック体は全て均一の太さに見えるように制作されていて、新聞や書籍などではタイトルに多く使われています。止めが角張っているのが特徴。
一方、丸ゴシック体は、角ゴシック体の両端を丸くしたもので、温かみや優しさをイメージさせる書体です。広告やチラシにも多く使われています。
・楷書体(かいしょたい)
手書きや筆書きをイメージさせる書体です。住所印、データ印といった会社ゴム印に多く用いられます。読みやすく、上品で落ち着きのあるイメージを感じさせてくれる書体です。
ネット上でオーダーすると、書体イメージがその場で確認することもできます。
「フリーメイトⅡ」と「アドレスマークⅡ」の違い
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親子印と呼ばれるゴム印は大変便利なのですが、ゴム製なので長い間使うことですり減ったり、字が潰れてしまうのが難点です。こうなってしまうと組み合わせたときに、高さに微妙な違いが出てしまい、捺しムラが出てしまうことになります。
こんな問題を解決してくれるのが「フリーメイトⅡ」と「アドレスマークⅡ」です。
この2つはどちらも捺しムラを解消するために高さ調整の機能が備わっていますが、その調整の仕方にちょっとした違いがあります。
フリーメイトⅡとは
「フリーメイト」は組み合わせ自由のゴム印のことで、「フリーメイトⅡ」は本体の中にバネが内蔵されているものです。
ですから、たとえ、2段目と3段目のゴム印の高さが微妙にズレていたとしても、ゴム印を捺したときに内蔵バネがわずかな高さの違いを自動調整してくれます。そのため、常にきれいにゴム印を捺すことができます。
バネは中に内蔵されているため、自分で調整する必要はないのでとても便利に使えます。
「アドレスマークⅡ」とは
「フリーメイトⅡ」はバネが内蔵された自動調整機能付きですが、「アドレスマークⅡ」には高さ調整用のダイヤルがついていて、そのダイヤルを回して高さを調整できるようになっています。
自分で自由に高さを調節できるので、納得がいくまで調節することができます。
親子印を作るポイントは捺したときの見やすさです。小さすぎてよく読めないのでは捺す意味がありません。しっかりと読みやすくなっているかを確かめましょう。
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