はんこ文化のない外国人にも大人気!
01はんこのお土産需要の高まり
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日本は「はんこ社会」と言われるほど、はんこが大きな役割を果たしています。
たとえば宅急便を受け取るとき、クレジットカードが届いたとき、アパートやマンションの契約をするとき…などはんこが必要になるシーンが多く、生活していく中での必需品のひとつです。
ところが、そんなはんこが今、外国人のお土産としてブームになっています。 では、なぜはんこを使わない外国人に人気があるのでしょうか。
- 1. はんこはおしゃれなスタンプ
- ご存知のように外国でははんこは使わず、サインです。 普段使わないものですから、おしゃれなスタンプのように気軽にペタペタと捺すことができます。
- 2. エキゾチックな日本語
- 漢字のほか、ひらがな、カタカナと複数の文字を同時に使っているのは日本だけです。漢字やカタカナ、ひらがなが並んでいると、それだけでエキゾチックなデザインに見えるものです。
- 3. 漢字が楽しめる
- 漢字にはひとつひとつに意味があります。また、読み方もさまざま。 英名を漢字で表記するために名前の音に合った漢字を選べたり、漢字の意味を調べたりするのも楽しいものです。また、漢字を並べると全体の意味が変わってくるので、まるでパズル合わせのように楽しむこともできます。
- 4. オリジナル性が高い
- できあがりもスピーディーです。早ければ1時間ほどでできてしまうところもあります。 文化的な価値があり、その上、名前が掘ってあり、オリジナル性が高いというところも魅力です。
伝統のこだわり吉相印鑑
手作り体験もできます
鎌倉はんこ
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鎌倉の御成通りに面したはんこ専門店「鎌倉はんこ」は、創業60年の老舗はんこ屋の三代目が2016年に独立開業した印鑑専門店です。はんこ素材はすべて山梨県から直接仕入れた高級品を使用し、手仕上げの印鑑を作成・販売しています。
“かまくら推奨品”に認定された「伝統のこだわり吉相(きっそう)印鑑」
日本の伝統ある文化を継承した魅力ある産品として、鎌倉産品推奨委員会より“かまくら推奨品”に認定されたのが「伝統のこだわり吉相印鑑」です。
家を建てるときに見るのは家相ですが、運勢を見るなら手相です。「玄関は南東が吉」「北東にトイレがあると悪いことが起きる」などといいますが、方位が変わると吉凶も変わってきます。はんこにも同じように印相があります。
一般的に男性用実印は縦、女性用は横に掘られています。縦は成長、発展、繁栄を、横は安定や守護を願うという意味が込められています。また、実印には住居運と名声運、銀行印は家族運と蓄財運というようにはんこを使うシーン別に名前の入れ方や書体が考えられています。なぜなら日本人は縁起にこだわるからです。
「伝統のこだわり吉相印鑑」という名前通り、このはんこも昔ながらの伝統的な工法を守って作られています。鎌倉の神社で山梨産の厳選の材料を祈祷し、名前の画数と八方位運を選ぶというものです。素材も象牙はもちろんのこと、角・天然石・天然木材といった50種類以上から選ぶことができます。素材が違えば捺すときの感覚も違ってくるので、長く大切に使えるものを選ぶことも大事なこと。
はんこができあがるまでは3~4週間ほどかかりますが、一生ものになることは間違いありません。実際に店頭で商品を選んで欲しいため、あえてネット販売はしていないというこだわりが伝わってきます。
はんこの「手作り印鑑体験」
「鎌倉はんこ」では1日1組限定で、印材を選んだり、印面作成体験ができる「手作り印鑑体験」を行っています。はんこはおまかせで作ってもらうものですが、このイベントでは自分が書いた書体や絵柄がそのままはんこになります。
金運アップの「鳴子こけしの印鑑」や、「つげ」と印鑑ケース付きの本格的な篆書体(てんしょたい)はんこなどがあり、思い通りのデザインのはんこがあれば、ずっと飽きずに使うことができます。所用時間は約1時間で要予約。難しい彫刻はお店で行ってくれるので安心です。
手作り印鑑体験予約:https://www.kamakurahanko.com/taiken
■住所:〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町5-6-赤尾ビル1A
■電話:0467-37-9297
■HP:http://www.kamakurahanko.com
簡単3ステップではんこ作成!
スマホアプリでできます
はんこの自販機「シヤチハタのオスモ」
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「シヤチハタ オスモ OSMO」は、スタンプの自販機です。シヤチハタ独自の印面加工技術を活用し、短時間で浸透印スタンプを製造できるスタンプ作製システムです。
これを使えば、名前はもちろんのこと、スマホで撮影した写真やメッセージをその場ですぐにスタンプにすることができます。しかも、自販機を直接操作するか、スマホアプリを使ってかんたんにできるというのも魅力です。サービス開始は2016年3月からで、テーマパークや美術館、水族館・動物園やサービスエリアなど約65カ所に設置されています。
使い方はかんたんで、以下3つの作業で終了です。
1. 大きさは5種類
スタンプホルダーの大きさは5つあります。
「オスモ 1010」印面サイズ10×10ミリ(税抜500円)
「オスモ 2020」印面サイズ20×20ミリ(税抜700円)
「オスモ 2530」印面サイズ25×30ミリ(税抜800円)
「オスモ 1550」印面サイズ50×50ミリ(税抜800円)
「オスモ 5050」印面サイズ15×50ミリ(税抜1500円)
これをレジで購入した後、タッチパネル操作をして、加工していきます。
2. デザインを選ぶ
スタンプはイラストやフレームを組み合わせるタイプか、写真を使ったタイプが選べます。
フレームは35種類、文字は8書体、イラストは36種類あります。
写真を使うときは「オスモパーク」に画像を登録すると、かんたんに作ることができます。
そのままアプリで作成しても、オスモ機で操作しても◎。写真にフレームや文字を乗せたりと自由にデザインすることができます。オスモ機にはタッチパネル用のペンもあるので絵を描くこともできます。
3. 送信する
デザインができ上がったら、そのデザインを送信します。
オスモ機のトレイが出てくるので、そこにスタンプの本体から印面ユニットを取り外してセットして、待つだけです。時間はわずか1分程度。プリントシールよりも早く完成します。
これで、世界にたった1つだけのオリジナルスタンプが完成します。
オリジナルはんこは自分だけでなく、家族や親しい友人へのプレゼントにもなります。夢が実現できますように、幸せになりますように…と、いろんな思いを込めた実用的な贈り物をしてみましょう。
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