2011年に東日本大震災から、2018年の北海道胆振東部地震に到るまで、日本では震災があとを絶えません。
まだ大きな震災が起きていない地域でも、来たる災害にそなえて準備をしておく必要があります。
もし、災害時に通帳やはんこなどといった重要物を無くしてしまった場合どのように対処すればいいのでしょうか。
家が津波で倒壊してしまったり、そのようなことが起こるかもしれません。
そんな時に対処方法を知っていれば慌てずにすみますよね。
そこで今回は、はんこや通帳を無くした場合の対処法を紹介します。
備えがとても大事です
01災害時に優先して持ち出したほうがいいもの
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まず、災害時に優先してもちだしたほうがいいものの紹介をします。
災害時用の避難袋にいれておいて、いつでも避難できる状態にしておくのがいいでしょう。
消防庁が公表する防災グッズは以下の通りです。
印鑑、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ろうそく、ナイフ、衣類、手袋、哺乳瓶、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水
保存食・保存水
現在、保存水や非常食の賞味期限は5年程度と長く、日々保存技術が進化しています。
保存期間が長いものは、コスト面のメリットもおおきく、入れ替えの手間が省けるため賞味期限で選ぶのも大切です。
非常用トイレ
消防庁が発表している最低限な防災グッズには入っていませんが、非常用トイレも重要です。
実際に被害にあった自治体では、仮設トイレがとどくまで3日〜1週間程度かかっています。
これは需要がいっきに増えて仮設トイレの製造が間に合わなくなってしまうからです。
トイレができなくなると、できるだけ食事や水分を摂らなくなろうと考えてしまい、免疫や体力低下などの被害がおきてしまいます。
懐中電灯やランタン
地震や災害は昼間に起こるとは限りません。
夜間に災害が起きた場合は、暗闇で避難しなければいけないため、必ず懐中電灯を用意して起きましょう。
ラジオ付きものや、スマートフォンが充電できる懐中電灯が人気です。
電池タイプはすぐ電気がついて便利ですが、もし電池が切れた場合、災害時は電池自体がなかなか手に入りません。
ですので、できれば手回し発電ができる懐中電灯を選びましょう。
こんなときはどうするの?
02キャッシュカードがないとお金が下ろせない?!
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「災害時、通帳やキャッシュカードがない場合はお金の引き出しは出来るの?」
と疑問に持つ方がいるでしょう。
多くの人は、通帳や印鑑は避難袋にはいれずに別のところで保管しています。
避難時にあわてて持ち出すことができない場合なども考えられます。
東日本大震災や熊本地震の場合、各銀行・信用金庫・郵便局金融機関などは、キャッシュカード、印鑑がなくても本人確認をして10万円まで引き出しに応じていました。
(ゆうちょ銀行は20万円まで)
通帳やキャッシュカードがない場合
金融庁等の金融状の措置要請を受けた各信用金庫・郵便局などでは、通帳やキャッシュカードがないでも、本人を確認できる運転免許証や健康保険証などの本人確認書類があれば、一定限度の金額までは預金の引き出しに応じています。
届出の印鑑がない場合
届出の銀行印がない場合には拇印で応じています。
被災先に取引金融機関がない場合
被災地から避難した人の中には、避難先に取引金融機関の支店がない場合があります。
このような場合でも、金融機関においては預金の引き出しに応じてもらえることがあります。
また本人確認書類がない場合でも、例外的に店頭で口頭確認による引き出しが出来る場合があります、諦めずに金融機関の窓口に問い合わせをしましょう。
もしもの時に備えて知っておきたい
03普段から知っておくべき情報と対策
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最後に災害時に備えて、これだけは覚えておきたいことと対策です。
普段からお財布には少し多めにお金をいれておく
カードや電子マネーの普及により、現金を持ち歩かない方もいるでしょう。
しかし、災害時にはそういったものが一切使えなくなる場合があります。
水や非常食を買ったり、電車がうごかなくてタクシーに乗るなどに現金は必要です。
お財布には常に2〜3万円入っていると安心ですよね。
店舗のある銀行に最低10万円いれておく
すぐに使える緊急資金を銀行に10万円程度いれておくのが安心です。
また、災害時はATMが使えない恐れがあるので、店舗のある銀行に預けること。
通帳・印鑑をなくしても預金は引き出せる
災害時には金融機関も預金の引き出しに柔軟に対応してくれます。
地震や津波で印鑑をなくしても、本人であることを証明できれば10〜20万円の引き出しができます。
また、免許証やパスポートなど顔写真つきの身分証明書があるとスムーズに引き出しができます。
普段からのコミュニティーを大切にしよう
災害時に大切なのは助け合える家族や友人の存在です。
お金やモノを無くしても、泊めてくれたりお金をかしてくれる友人がいれば安心です。
また、誰かと話ができるだけでも心が軽くなって、情報交換もできます。
普段から、周りの友人や家族を大切にしましょう。
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