印鑑を作る前に知っておきたい!印鑑の常識とは?

印鑑を作る前に知っておきたい!印鑑の常識とは?

実印・銀行印・認印の一般的なサイズ・書体を知っておくと作成する時に便利です。また、人気の材質もご紹介。 2018年05月25日作成

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実印・銀行印・認印の一般的なサイズ・書体を知っておくと作成する時に便利です。また、人気の材質もご紹介。 2018年05月25日作成

「印鑑を作りたいけど、なにがいいのかよくわからない」そう考える方は多いはず。
印鑑は一人一本は必ず持つものなのに、知識がある人はあまりいません。

ですが、やはり検討するには情報が必要です。
今回は、印鑑を作る前に知っておくべき「印鑑の常識」を詳しく紹介します。

TOPIC 01

印鑑を作成するには?

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印鑑を作成するには、主に2つの方法があります。

お店で買う場合

はんこ専門店、印刷屋・文房具屋のはんこコーナーで作成することができます。
「〇〇印章」というお店がはんこ屋さんで、実店舗は数多く存在します。

お店で買うメリットは「店員さんに直接アドバイスをもらいながら買うことができる」こと。

はじめての印鑑作成はわからないことだらけです。店員さんはプロですから、丁寧に教えてくれます。

逆にデメリットとしては「予算を超えてしまう場合がある」こと。
店員さんとしてもいい商品を買ってほしいのは当然でが、思いがけず出費になることがあります。

通販で買う場合

若者を中心に人気があるのは「通販」。はんこの通販サイトもとても人気があります。

通販で買うメリットとしては「安くて早く届く」こと。
これは店舗を持たない分、低価格で販売されている場合が多いためです。
また、通販だと最短当日出荷。翌日には家に届いているというわけです。
お店で買うと通常約2週間かかりますから、取りに行く手間を考えても断然通販のが早いのです。

デメリットとしては「どれを買っていいのかわからない」こと。
もちろんホームページにもおすすめ商品は記載されていますが、信ぴょう性に欠けます。
安易に選んでしまって、実印として使えないなどのケースもあります。

そうならないためにも、印鑑の常識を前もって知っておくとスムーズに選ぶことができますよね。

TOPIC 02

実印の常識

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実印は、車の購入やローンを組む時に使う、印鑑登録をする必要のあるものです。

一般的なサイズは、女性で13.5〜15mm、男性で15〜18mmです。
印鑑のサイズが男性と女性では違う理由は「保管した時に見分けをつけるため」です。
また印鑑のサイズは上下関係や力関係にもあらわれています。

書体は印相体(いんそうたい)が一般的。印相体はひとつなぎで表されており、途切れることがありません。そのことから「運が切れない」といわれる縁起の良い書体です。

また、印相体は名前がパッとみてわかりづらく、その分偽造されにくいという安全性もあります。事実、印相体を偽造するのはかなり難しいと言われています。

文字は縦に彫り、フルネームでつくるのが一般的。身分証明にもなりますから、フルネームの方が良いでしょう。

ただ、未婚の女性の場合は下の名前のみでつくることをおすすめします。
その理由として、「結婚した場合苗字が変わる可能性が高いため」です。苗字が変わると、実印として使えなくなってしまいます。

TOPIC 03

銀行印の常識

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銀行印は金融関係の取引につかう印鑑です。口座の開設、定期預金の引き落としなど。

銀行印の一般的なサイズは、女性で12mm、男性は13.5mm。
銀行印は実印より一回り小さいサイズで作ることがほとんどです。
これは保管をしたときに「実印と銀行印の見分けをつけやすくするため」です。

そして、書体は篆書体(てんしょたい)が人気。篆書はお札に使われている、趣のある書体です。実印と書体をわけることでも見分けを付けやすくします。

文字は横に彫り、苗字のみで作成するのが一般的。
横に彫る理由として、「縦に彫るとお金が流れてしまう」といういわれがあるからです。
もちろん縦に彫る方もいますが、これは縁起担ぎの一種です。

注意しておきたいのは、横で掘った場合、押した際名前が右から左になるという点。
(例)名前が鈴木だったら・・・押した時「木鈴」になる。
昔は横文字の時は右から左に書く習わしがあったため、そのなごりです。

TOPIC 04

認印の常識

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認印とは意思の確認や承認のために使われるはんこのこと。

認印は、女性男性関係なく9〜10.5mmでよく作られています。
会社では、上のくらいの人ほど大きい認印を使うという一般常識もあります。
なので、もし入社したての場合は9mmの認印がおすすめです。

そして書体は読みやすい古印体(こいんたい)が一般的。
他にも教科書などに使われる楷書体(かいしょたい)も人気が高いです。
認印は本人であることがわかる必要があるため、こういった書体が使われます。

材質で一番人気があるのが黒水牛(くろすいぎゅう)。水牛のツノが原材料です。
黒水牛は価格帯が割と安価であるうえに、粘り強く欠けにくいのが特徴。

チタンは重厚感があり、手に持つとどっしりとしています。
象牙(ぞうげ)は印鑑の王様といったところでしょうか。最高級品です。

印鑑を買うなら実印・銀行印・認印の3本セットがおトクです。
また3〜4月の繁忙期は、はんこ屋さんでセールをやっているところもあります。

TOPIC 05

あなただけの印鑑を

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いかがでしたか?
これまで印鑑について詳しく知る機会がなかったことでしょう。
ですが、正しい知識を身に付けることで、長く使える縁起の良い印鑑を作ることができます。
ぜひあなただけの特別な印鑑を作ってくださいね。

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