入学に必要な文具はどんなもの?
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初めての子どもの場合、入学時のうれしさも大きく、子ども以上に親が興奮している家庭も多いかもしれません。
しかし、学校はみんなで学ぶ場ですから、幼稚園や保育園のような自由は利きません。きちんと決められていることが多いのでしっかりと守るようにしましょう。
入学説明会があると思いますので、学校側からの指示を守り、指示通りのものをそろえるようにしましょう。
準備しなくてはいけないものは学校によって異なります。入学説明会で配布された書類をもう一度しっかりチェックするようにしましょう。
特に文房具は一式セットで購入しても買い忘れがあるので注意を。ひとつずつチェックしていくことをおすすめします。
クレヨン?クレパス?
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昔はクレヨンしかありませんでしたが、今はクレヨンとクレパスがあります。何となく似たような名称ですが、実際、どのように違うのでしょうか。
クレヨンは溶かした蝋と顔料などを混ぜたもので、硬いのが特徴です。
クレヨンの歴史は古く、ギリシャ時代からその原型があったといわれているほど。フランスの会社が画材を開発したため、社名をつけ「クレヨン」となりました。そのため、クレヨンはフランス語です。日本に入ってきたのは大正時代です。
硬いクレヨンは描いた後に触ってもベタベタしないのが特徴です。色を混ぜたり、重ね塗りすることはできません。しっかりと描けるので線画に適しています。
一方、クレパスは柔らかく、伸びがいいのが特徴ですが、少々ベタつきます。
開発したのは大阪に本社を置く株式会社サクラクレパスです。1925年、クレヨンより描きやすいものをとクレヨンを元に開発されたのが、クレパスです。
ただし、クレパスは商標登録されているため、サクラクレパス以外のものは「オイルパステル」「パス」などと呼ばれています。
また、オイルパステルと呼ばれていることからもわかると思いますが、油分が多く使われているため、ベタついたり汚れやすいという特徴があります。
ただ、重ね塗りやひっかきながら描く「スクラッチ技法」をすることが可能です。
小さいうちは線しか描けないのでクレヨンのほうが使いやすく、また、汚れにくいのでクレヨンがおすすめです。
小学生になると色を表現できるようになるのでクレパスを使った方が◎。
学校で指定されることも多いので、もしも、指定されていない時は先生に相談するようにしましょう。
芯が折れにくい色鉛筆が便利
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色鉛筆は図工のほかに理科や社会でも使うので、出番が多い文房具のひとつです。
また、入学祝いにもいただけることが多いものですが、小学生が使いやすいのはどんな色鉛筆でしょうか。
まず、色鉛筆は油性タイプと水性タイプのものに分けることができます。
さまざまなメーカーからいろいろな種類の色鉛筆が発売されていて、今では子どもだけでなく大人も塗り絵にハマる人も増えています。
油性色鉛筆
一般的な色鉛筆で、顔料をワックスの成型材で固めた芯が使われているのが油性色鉛筆です。
子どもから大人まで使え、重ね塗りにも対応できます。発色も良く、色の伸びも良いので使いやすいのが特徴。
また、水彩色鉛筆と比べると比較的リーズナブルです。メーカーによっては硬めタイプと柔らかめタイプがあるので好みによって選ぶこともできます。
油性なので水に溶けないので、独特の色合いを出すことはできませんが、気軽に使うことができるタイプです。
芯が折れにくい「ファーバーカステル 色鉛筆 24色セット」
ご紹介するのは、クラシックな絵柄の缶に入った「ファーバーカステル 色鉛筆 24色セット」です。
創業1761年のファーバーカステルはドイツ名門筆記具メーカー。1839年、六角形の鉛筆を発明しました。
芯の折れにくいSV製法を採用していますし、また、軸部分には名前が書けるスペースがあるので便利に使えます。
■芯の太さ:3.3mm
水性色鉛筆
顔料を水溶性の成型材で固めた芯が使われているのが水性色鉛筆です。
水で濡らすとぼかしや混色、グラデーションなど水彩絵具のように使える色鉛筆です。
濡らさなければ油性色鉛筆と同じような仕上がりになりますので、子どもから本格的なデッサンを趣味とする大人までが使えます。
水彩画スケッチが楽しめる「ファーバーカステル 水彩色鉛筆 24色セット」
ご紹介するのは、水彩色鉛筆 24色セットです。
水に溶ける水彩色鉛筆。普通に色鉛筆として使えますが、描いた後に水を含ませた筆でなぞれば、水彩画のような雰囲気が出せるようになります。
■芯の太さ:3.0mm
学校で使う文具にはひとつひとつ名前をつけなければなりませんが、名前シールやはんこなどを使って乗り切りましょう。
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