個人情報流出につながるものがいっぱい!
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クレジットカードの請求書、病院の領収書、ダイレクトメールなどが日々、送られてきます。中には見ないでそのままゴミ箱へポイしてしまうものもあるかもしれません。
しかし、今は個人情報がかんたんに漏れてしまう時代です。
しかも、どこで悪用されてしまうかわかりません。
「個人情報が漏れてしまいました。すみません」と謝罪されても、漏れてしまったらどうすることもできません。身に覚えのない請求が来たら気をつけて下さいと言われても、困るだけです。
個人情報の漏洩は、家庭や会社から出るゴミから個人情報が特定されてしまう恐れだってあります。
個人情報はたいへん価値のあるものですから、ある程度量がまとまれば売ったり買ったりできる商品でもあるのです。
2015年に「個人情報の保護に関する法律」、いわゆる「個人情報保護法」が成立し、2017年5月から施行されています。
そもそも「個人情報」とはどういう情報のことでしょうか。
①情報単体で特定の個人を識別できる、またはかんたんに他の情報と組み合わせることができ、組み合わせることで特定の個人を識別できる情報のこと
②個人識別符号が含まれる情報のこと
ですから、クレジットカードの番号や、マイナンバーなどが書かれてある書類は特に注意しなければなりません。
個人情報が含まれる書類ってどんな書類?
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では、個人情報が含まれる書類はどのようなものでしょうか。
・ネット通販の領収書→住所や名前
・宅配便、郵便物の送付状→住所や名前
・病院の領収書や診療明細書→名前や病名
・公共料金の領収書→住所や名前
・請求書→住所や名前
・レシート→個人の趣味や嗜好品
・クレジットカードの利用明細→何を買っているかが一目瞭然
確認すれば捨ててしまいそうなものばかりですが、ゴミを出せば個人情報が取り放題となります。いつでもゴミを出せるところは特に危険です。
中にはストーカーもいるかもしれません。
個人情報が書かれたものをそのまま捨ててしまうのはできるだけしないようにしましょう。
個人情報を消し去る方法とは?
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■シュレッダーを使う方法
サクラで一躍有名になったシュレッダーを使えば、個人情報はしっかりと隠すことができます。入れれば細断してくれるので、しかも短時間で済みます。また、機種によっては、CDなどのディスクも処理できます。
■ハサミでひたすらチョキチョキする方法
破棄する書類が少ないなら、ハサミでカットする、手でちぎるという方法が使えます。刃がたくさんついている「シュレッダーはさみ」を使えば、より細かくカットすることができます。ただ、力がいるので手が疲れます。
■黒塗りする方法
黒マジックだと透けて見えてしまうようなら、三菱から出ている「ポスカ」が便利です。紙にもよりますが、ほとんど見えなくなります。見えるようなら2度塗りで対応しましょう。
■「黒い特殊のり」を塗って貼る方法
「ケスペタ」は個人情報保護のりです。インクのようなのりで、ペタッと消せるので「ケスペタ」です。使い方は塗って貼るだけと至ってかんたんです。
DMハガキ、封筒、明細書などに書かれてある宛名に「黒い特殊のり」を塗り、貼り合わせてから捨てましょう。のりが乾けば、紙をはがそうとしても破れてしまうので読めなくなります。捨てた後もこれで安心です。
ケスペタはブルーとピンクがあります。どちらも同じものですが、ボトルは透明なのでのりの残量がひと目でわかるようになっています。ただし、のりの補充はできません。
また、使う時は周囲を汚さないように気をつけましょう。ただし、ビニール素材は使えませんし、厚手の紙は貼り合わせにくいことがあります。
かんたんに数枚を破棄したいときはケスペタやはさみが便利ですが、量が多いときはシュレッダーのほうが便利なので、破棄する量によって決めるといいでしょう。
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