初めてはんこを作る時、わからないことが多くて当たり前です。
いざ、成の段取りに差し掛かったところで、
「どうすればいいんだろう」と思うことがあるでしょう。
今回は、はんこに関してよくある質問と回答をまとめてみました。
・実印に関してのよくある質問
・はんこの作成に関してよくある質問
・はんこの使い方に関してよくある質問
と3つの項目ごとに紹介していきます。
実印に関してよくある質問
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まずは、実印に関してよくある質問とその答えです。
実印を銀行印として使用することは可能ですか?
実印と銀行印を併用することは可能です。
しかしその分紛失したときのリスクが高くなるため、あまりおすすめしません。
併用しているはんこを無くした場合は、役所と銀行どちらにも紛失届けを提出しなければなりません。
実印は無断で契約に使われてしまったり、銀行印は定期預金を引き落とされてしまったりと、悪用される恐れがあります。
トラブルがあったときに被害が大きくなるのを避けるためにも、実印と銀行印は分けて使いましょう。
まったく同じ印鑑を作ることはできますか?
印鑑の複製は、刑法の「私印等偽造罪・私印等不正使用等罪」で固く禁じられています。
実印は、その個人を証明するための大切な印鑑。
複製ができてしまうと、本人に成り代わることも簡単にできてしまうのです。
上記の理由から、実印の印鑑登録は同じ印影のものは登録できません。
実印は、既存品でなくフルネームで一から作成したものを印鑑登録します。
(未婚の女性の場合は名字が変わることに備えて、下の名前だけで作成することもあります。)
欠けたはんこをを使い続けても大丈夫ですか?
欠けてしまった場所が、文字の部分ならもう使えません。
縁の部分なら、そのまま使うことができますが、一度欠けてしまった印鑑は耐久性がグッと下がるので、長くは使えくなります。早急に作り直すことをおすすめします。
はんこは力を入れすぎると縁の部分が欠けやすいです。
また、落としてしまったり寿命で欠けてしまったりなど原因はさまざまです。
実印の欠けは、欠けをどのくらい許容するかが自治体で規定が違います。
迷った場合は、一度確認すると良いでしょう。
はんこの作成に関してよくある質問
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次にはんこの作成についてよくある質問とその答えです。
自分の名前に旧字が使われている場合は、実印も旧字にすべきですか?
戸籍に登録されている旧字通りに登録しなければいけないのか不安になりますが、旧字体を常用漢字に直した程度なら実印として登録ができます。
中には、常用漢字で登録した方がいいケースもあります。
旧字の字画があまりに多いと、はんこを作成した場合に文字がつぶれてしまう可能性があります。
文字が潰れてしまうと実印として使えなくなってしまう場合があります。
旧字の画数が多い場合は、常用漢字で作成することをおすすめします。
実印の一般的なサイズは?
実印の一般的なサイズは、女性で13.5〜15ミリ、男性で15〜18ミリと言われています。
女性と男性でサイズが違うのは夫婦ではんこを見分けやすくするためです。
銀行印は実印よりもひと回り小さいサイズでつくるのが一般的。
銀行印と実印で書体を変えることで見分けやすくする方が多いです。
はんこの使い方に関してよくある質問
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最後にはんこの使い方に関してよくある質問とその答えです。
婚姻届、履歴書にはどんなはんこを使えばいいですか?
婚姻届、履歴書どちらも、シャチハタ以外の認印が使えます。
認印は既製品のもので大丈夫です。
シャチハタは印面がゴムで出来ているため、使用していく間に印影が変わってしまう恐れがあり、シャチハタは書類の捺印には使えません。
結婚して苗字が変わった場合はどうしたらいいですか?
結婚して苗字が変わった場合には、2つの段取りをする必要があります。
・印鑑を登録し直す
もし実印をフルネームで登録していた場合、苗字が変わると効力がなくなってしまいます。新たに登録しなおす必要があります。
・新しい苗字で印鑑をつくる
実印以外にも、銀行口座の名義変更に新しい姓のはんこが必要になります。
お店で印鑑を作る場合
いかがでしたか?
今回ははんこに関してよくある質問をまとめてみました。
この他にも実際に作成していく中で、いくつか疑問が生まれることでしょう。
もし、お店で作成していた場合にわからないことがあれば、すぐ質問することをおすすめします。
作成が完了してからでは遅いので、作成段階で聞いておきましょう。
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