みなさんは、はんこを作成したことはありますか?
今まで、入学・卒業祝いなどでもらう機会のあったはんこ。大人になると、世界にひとつだけの自分のはんこを作成する必要があります。
ですが、今まで使うことのなかったもの。どういった方法で作成するのが良いのでしょうか。
はんこのことをよく知らない方に、今回ははんこを作成する方法を詳しくご紹介していきます。
はんこを作るタイミング
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はんこは、社会的に自立したときに必要になるものです。
はじめて自分で銀行口座を作る時。これまで触れる機会の少なかったはんこを使います。
口座を作るのは、大学生になってバイトを始めたり、一人暮らしをしはじめたりといった環境の変化です。
それまでは親が口座を作っていてくれたという方もいるでしょう。
またはじめて車を買う時も、実印が必要になります。
「実印って何?」
と、ここではじめて実印を知る人がほとんどでしょう。
実印はオーダーで作成しなければいけないうえに、役所で印鑑証明をもらわなければいけません。
面倒くさいと思う人も多いものです。ですが、実印は車の購入以外にも、家の購入、土地の契約など様々なタイミングで必要になります。社会人なら誰でもひとつ、持つものです。一度作成すれば、半永久的に使うことができます。
自分で作る以外に、成人式、出生祝い、などで両親から贈られる場合もあります。
はんこは高価で価値のあるものですから、昔からお祝いとして贈る習わしがありました。
実印・銀行印・認印の作りかた
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まず、あらためて3つの印鑑のちがいをおさらいしておきましょう。
実印とは法的なちからをもった印鑑。
車の購入、ローンの契約など重要な書類に使います。
銀行印とは金融機関の取引に使われる印鑑。
口座の開設、引き落としなどに使います。
認印とは意思の確認や承認のための印鑑。
婚姻届、履歴書など契約書の承認として使います。
ではこういった印鑑を作る場合どういう手順を踏めば良いのでしょうか。
印鑑の作成方法としては主に2つあります。
お店に行く
はんこは、専門店や、大型文具店のはんこカウンターなどで取り扱っています。
また印刷屋と合併しているところが多く、探すと意外とはんこ屋さんは多くあります。
お店に行き、どの印鑑が作りたいか伝えます。そして、
・印面のサイズ
・はんこの材質
・書体
・文字の内容(フルネーム、苗字のみ、下の名前のみ)
・文字の彫る方向(タテ彫・ヨコ彫)
を決めます。お店のいいところは店員さんに直接アドバイスを受けながら決めることができます。
店員の方はプロですから、印鑑を知らない人には一般的なもの、こだわりたい人には材質の違いを丁寧に教えてくれます。
はじめて買う時は、予算と見合わせて店員さんに相談するのがよいでしょう。
注文後、約2週間後にお店にとりにいくケースが多いです。
通販を利用する
最近、多くの方が利用をしているネット通販サービスです。
・買いに行く手間が省ける
・短納期で店頭販売より安い
といった点で人気があります。
種類も沢山あるうえ、はじめての方もわかりやすいようになっています。
もちろん事前に準備しておくのがいいですが、急に必要になった場合とても便利ですよね。
通販は不安なイメージを持たれる方が多いと思いますが、相談できる窓口があるので安心です。
三文判の作りかた
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三文判とは出来合いの安いハンコの総称です。
実印などと違い、プラスチックで出来ており、書体も決められている場合がほとんどです。
三文判の用途は認印と同じですが、よりかんたんな書類、郵便物の受け取りに使うのが良いでしょう。実印や銀行印を普段使いしてしまうと、盗難の恐れがあるため、別で三文判をもっておくのがおすすめです。
三文判を作成するには以下の方法があります。
市販のはんこを買う
三文判はまず市販のものを探しましょう。
今では100円ショップでも売られています。出先ではんこが必要になったときに便利ですよね。
はんこ自販機を利用する
特殊な苗字の方は、市販だと取り扱いがありません。
そんな方には、はんこ自販機がおすすめです。
主に大型文具店などに設置されています。
価格帯は約1,000円〜で、好きな書体・好きな文字をその場で作成してくれるサービス。
機械で掘っているため、安価で売られています。
また、認印ならあらかじめインクが浸透しているシャチハタも便利です。ポンポンと楽に押せるので、たくさんはんこを使う方にはおすすめです。
シャチハタは、書類には使えない場合があるのでそこは注意しましょう。
はんこは慎重に作ろう
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はんこの作成といっても、種類にあわせてさまざまな方法があります。
特に実印を作る時は慎重に選びましょう。
はんこは一生物であり、縁起物でもあるのです。あなたの人生に寄り添うものになります。
考えてみると、他に一生使い続ける物はあまりありません。
高ければ高いほうがいいというわけでもないですが、あとで後悔することのないように購入するのがおすすめです。
これからはんこを作成する方は、まずは目的をきちんと理解し、予算に見合ったはんこを作りましょう。
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