超簡単! 朱肉にインクを乗せるだけ!
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何だかよくインクがつかない、全体的に薄い、またはところどころが薄い…そう感じたら朱肉の替えどきです。
でも、薄くなったからといってもまだ使えそうだし、何だか捨てるのはもったいない…そう感じてしまったら、補充するに限ります。
それに補充なら安く済みますので、ぜひやってみましょう。
ただ、補充インクにもさまざまなタイプがあります。
色が同じなら構わないという訳ではありません。同じ赤でも微妙に色が違うので、必ず同じものを買うようにしましょう。
また、朱肉にも種類があります。
一般的によく使われているのがスポンジタイプの「スポンジ朱肉」です。もうひとつは練りタイプの「練り朱肉」です。練り朱肉は練り直すか、交換となります。
「スポンジ朱肉」のインク補充
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自分が使っているものがどんなものかを確認して、同じものを用意します。
1.まず、補充用インクをふたをつけたまま、よく振ります。底のほうに沈殿したりしている場合があるので、均一にしてから補充するようにしましょう。
2.補充用インクのキャップを外します。
3.先を朱肉のスポンジ面に軽く押しつけながら、少しずつ乗せていきます。インクを出すと中にスーッと吸い込まれていくので、時間をかけながら少しずつ入れていきます。入れたら、数分置いて様子を見る、を繰り返していくときれいに入れることができます。
4.一気に入れないように、注意しながら入れていくのがポイントです。表面がみずみずしくなったら、試しにはんこを捺してみましょう。面倒でしょうが、インクのつき具合を途中でチェックしながら入れていくことが大切です。
5.補充用インクのノズルについている余分なインクをティッシュペーパーなどできれいに拭き取ってから、キャップをしっかりとしめます。
シヤチハタもカートリッジを変えるだけ!
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朱肉と一体化したはんこケースタイプの朱肉もあります。
たとえば「ハンコ・ベンリ」です。はんこと朱肉が一体化しているので、朱肉を探すこともなく、片手でスムーズにはんこを捺すことができます。
ワンタッチで捺印できる便利なはんこホルダーで、長さ60ミリ、直径10~12ミリ(小判型は10.5~12ミリ)のはんこに対応しています。
どんな作りになっているかというと、ふたをあけて朱肉が必要なはんこを入れてねじで固定するというものです。ちなみにふたの部分に朱肉がついていて、ふたを開ければいつでもはんこが捺せるようになっています。
使わないときはロックすることができるので、バッグの中に入れて汚れてしまう心配もありません。また、使われている朱肉は速乾タイプなので、あっという間に乾きます。
この「ハンコ・ベンリ」のように一体化した朱肉の場合、インクが薄くなってきてしまったときはどうすればいいのでしょうか。
「ハンコ・ベンリ」の場合はインクを補充するのではなく、専用のカートリッジが売っているので、これを交換すればいいだけです。
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1.印面反対側の透明カバーを指で押し上げます。
2.そのまま朱肉部分を外側に軽く押すとストッパーが外れます。
3.手を離すと朱肉部分が飛び出てきます。柔らかい紙などで印面をカバーしておくと朱肉がつかなくてすみます。
4.裏側にあるつまみを時計回りにまわして本体の溝から取り外します。
5.別売のカートリッジを溝に入れ、つまみを回して固定します。
絶対に注意しなければいけないことは?
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注意が必要なことは2つです。
まず、必ず専用インクを使うことです。
色が同じだからとか、机の中で見つけたからと専用インク以外は絶対に使わないことが大切です。
メーカーによっても色が違ったり、最悪の場合、固まってしまうということもあります。
必ずどこのものかを確かめてから、専用の補充用インクを使うようにしましょう。
次の注意点はインクを入れすぎないことです。
どのくらい入ったのかというのがわかりにくいので、あとどのくらい入るのか、もういっぱいなのかの見極めができません。入れすぎるととうぜん漏れてきます。
ですから、一度に大量に入れてしまうのは止めておきましょう。
少しずつ、インクが吸い込まれるのを確認しながら入れていくのがポイントです。
また、インクがよく染みこんでいないうちに、横にすると漏れ出ていきます。
赤いインクが漏れ出すと、周りが悲惨な状態になるのでくれぐれも注意しましょう。
もし、スポンジの表面がビチャビチャしているようなら入れすぎです。
もし入れすぎた場合は、キッチンペーパーなど吸水性のよいもので注意しながら、表面のインクを吸い取っていきましょう。手がかなり汚れます。服や周囲を汚さないよう気をつけましょう。
朱肉のインクには違いがあるので、専用インクを使うことが大事です。また、補充するときには焦らず、また一気に行おうと思わないこと。時間をかけて丁寧に入れることで失敗を防ぐことができます。
知識
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