かわいいはんこが自動販売機で作れるって本当?

かわいいはんこが自動販売機で作れるって本当?

全自動・低価格・スピード仕上げのいいことづくしの自販機を知っていますか?近年、その利便性の高さではんこ業界で話題になっています。 2018年06月13日作成

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全自動・低価格・スピード仕上げのいいことづくしの自販機を知っていますか?近年、その利便性の高さではんこ業界で話題になっています。 2018年06月13日作成

最近話題になっている「はんこの自動販売機」を知っていますか?
低価格・スピード仕上げ・種類豊富のいいことづくしの機械です。

近年発売されたばかりで、設置場所は徐々に増えています。
自販機でも、とてもかわいいはんこを作ることができます。
ボディがピンク色のものや、猫や花のイラスト入りのハンコなど。

今回は、知って損はないはんこの自販機についてご紹介します。

はんこの自動販売機とは?

写真素材・写真とロイヤリティフリー動画素材 | Shutterstock

出典:https://www.shutterstock.com

はんこの自動販売機とは、作りたい名前を、好きな材質でその場で作れてしまうという便利なもの。
全自動なので、5分〜10分でとても早い時間で作れてしまいます。

これまで特殊な名字の方は既製品の取り扱いがなく、値段が高くなってしまいました。
ですが、この機械を使えば、どんな名前の方でも安く作ることができます。

具体的には、安いもので500円〜、高いものでも4000円くらいまで。
値段の幅が大きいのは、材質の違いによるものです。
既製品で売られている安価なものは、プラスチックの「ラクト」がほとんどです。

また、実印・銀行印などには柘植(つげ)や、黒水牛(くろすいぎゅう)などが使われることが多いです。

また、はんこの自販機はイラストを入れたり、カラフルな印材で可愛いはんこを作ることもできます。
はんこ文化のない海外旅行者に、お土産としても人気があります。

では、具体的にどのような手順で作成するのかご紹介します。

はんこ自販機の使い方

基本的に、自販機はタッチパネルの操作になります。
手順に沿って選択するだけでできるので、誰でも簡単に作れます。

1.作りたい苗字を検索する。
珍しい漢字の方は単漢字で検索できます。


2.はんこのサイズを決める。
認印サイズの10ミリ〜実印サイズの15ミリまで種類があります。


3.書体を決める。
認印でしたら、文字が読みやすい古印体、実印でしたら縁起の良いとされる印相体(いんそうたい)がおすすめです。


4.文字のバランスを調節する。
画数に合わせて、文字を細くしたり、きちんと読めるかをチェックします。


5.はんこの材質を決める。
最安値で約500円のラクト材(プラスチック)。
基本は黒か白ですが、カラフルで可愛いラクトもあります。
また、柘植(つげ)や黒水牛(くろすいぎゅう)など実際に実印で人気がある印材も
売られています。それらは高級素材なので1本5000円ほど。


6.印材を決めたら、お金を入れて決定ボタンを押す。
すると、まだ名前が彫られてない印材が自販機の要領で出て来るので、セルフでセットします。


7.セットしたらあとは自動的に機械で掘られます。
大体時間にして5分〜10分ほど待ちます。


8.完成。
別売りで印鑑ケースや朱肉も売っています。一緒に買っておくのが良いでしょう。

はんこ自販機の設置場所

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はんこ自動販売機はどのようなところに設置されているのでしょうか。

有名なところでいうと、大型量販店のドン・キホーテ。
また、一部のホームセンターやショッピングモールにも設置されているそうです。

他にも、東急ハンズや、ハンコ専門店にもあるそうです。
まだ普及の数は多くはないですが、年々設置箇所は増えています。

はんこ自販機の気をつけたいこと

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低価格でとても便利なはんこ自販機ですが、ひとつ気をつけたいことがあります。

機械彫りと手彫りについて

市販で売られているはんこは、すべて全自動の機械彫りです。
そのため、メーカーにおける書体の違いはほとんどありません。

もちろん、はんこの自販機もそのひとつ。
全自動で出来るので、人件費もかからず安価に作ることができます。

しかし、オーダーのはんこはひとつひとつが手彫り。
オーダーの中でも比較的安価なものは、機械であらかた彫り、仕上げのみ職人が手で彫ります。
なぜそのような手間をかけるのでしょうか。これは実印が関係しています。

実印について

実印は、重要な契約につかう大切なはんこ。
役所で印鑑を登録して使います。

その時、はんこ自販機で彫ったハンコは、登録できない可能性があります。
なぜなら、誰かが登録した印は登録が出来ないからです。
もし、全く同じ印影で登録できてしまったら、本人になりすましができてしまいますよね。

また、機械化が進み印影の偽造が問題になってきています。
そういう時も手彫りの印鑑なら偽造される心配は少ないですが、はんこ自販機のものは注意が必要です。

便利で楽しいはんこ自販機

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はんこの自販機はとても便利なものです。
手頃に安く、自分だけのオリジナルのはんこが作れてしまいます。
もし、会社に自分と同じ名字の方がいる場合にも、フルネームのはんこをつくれば区別がついて便利です。
また、イラスト入りのはんこは、かわいいアクセントにもなります。

こどもの持ち物に押せるような、ひらがなのはんこを作るのもオススメです。
布にも押せるスタンプ台を使えば、いろんな使い方ができそうです。

ですが、実印・銀行印をつくるなら注意が必要です。
登録できない可能性や、偽造の問題を考えて、作成するときは必ずタッチパネルで微調整してくださいね。

もし、街ではんこの自販機をみかけたら、試しに作ってみてはいかがですか?

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